ストレス/その他のストレス

「朝活リバウンド」の急襲にご用心!!

最近話題の「朝活」によって、体調や仕事の効率が向上したと実感する人は多いもの。しかし、行き過ぎた朝活によって「リバウンド」をしていませんか? 楽しく朝活を続けるために知っておきたいこと。

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

今や、早起きは働く人の常識!?

早起きがブームとなり、「朝活族」も増える

早起きがブームとなり、「朝活族」も増える

近年、早起きして朝の活動に励む「朝活」が、働く男女を中心にブームになっています。

アサヒ飲料株式会社が20~30代の働く男性1,200人を対象に行った朝の生活実態調査(2008)によると、朝のプライベートタイムを上手に活用できている人は3人に1人に上り、さらにこの9割が朝の仕事の効率の向上を実感している、という結果になりました。

また、ANAクラウンプラザホテルが20~40代の働く男女1,118名を対象に行った「朝の時間」に関する意識調査(2009)によると、4割の人がなんらかの朝活を実行しており、30代男性では5割以上にも上ります。とはいえ、内容は、「メールチェックなど仕事の準備」(19.5%)、「新聞、雑誌をじっくり読む」(16.4%)、「読書をする」(9.7%)など、インドアで仕事に生かせる「ソフトな朝活」が上位を占める結果となりました。

一方で、最近では「アクティブな朝活」も話題になっています。ランニングやサイクリングで汗を流したり、朝から勉強会を開いてビジネス力をアップさせたり、東京駅近辺で開講された「丸の内朝大学」のような朝スクールに通ったりと、朝から本格的な活動をして目を覚ましてから職場へ向かう、というライフスタイル。本来であれば、仕事の後に行っていたような趣味や勉強の活動をまるごと朝に持ってくる、という方法です。


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