今の自分を知る
現在地が分からないと、地図を見てもどっちへ行ったらよいのか分かりません |
自分の朝の状態を理解するために、少なくとも1週間、できれば3週間くらい、朝の記録をつけましょう。まずは、起きようと思っていた時刻と目を覚ました時刻。2つの時刻の差が30分未満なら、比較的簡単にできることが多いようですが、それ以上の場合は気合を入れて早起きに挑戦しましょう。
「目を覚ました時刻」の他に、実際に布団から出た時刻も重要です。目を覚ましてもなかなか布団から出られず、いつまでもぐずぐずしている人は、時間の無駄使いを自覚しましょう。ダラダラと浅い睡眠を続けていると、長い時間眠っているように思えますが、実際には睡眠の質が悪化してしまいます。
目が覚めてから実際に布団から出るまでに30分かかっているとしたら、1年で180時間、つまり7日間も時間を損しています。毎年1週間も休暇が取れたら、人生、楽しくないですか?
起きたときの気分も大切です。いつもスッキリ晴れやかな気分で目を覚ましている人は、早起きを習慣にできる確率が高いです。一方、起きるのがとても辛い人は、起きられない原因が別にあることもあります。ストレスが溜まりすぎていないか、今一度、振り返ってみてください。
最後に、朝起きてからやるべきことをこなせているか、をチェックします。まだまだやり残しがあるという人は、逆に、モチベーションを高めやすいのでご安心ください。
■ 現状チェックリスト
朝の記録を少なくとも1週間、できれば3~4週間つけてみましょう。
・ 起きようと思っていた時刻
・ 目を覚ました時刻
・ 布団から出た時刻
・ 起きたときの気分
・ 朝の予定は完了できたか?
今回は早起きを習慣化する前の段階として、早起きの目標の立て方や目的の決め方、朝の現状把握の仕方について解説しました。この3つを実行するだけで、早起きしやすくなるはずです。頑張ってみてください!