食卓にお風呂にユズをフル活用
ユズは、酸味が強いのでミカンのように果実を食べるのにはむいていませんが、果汁は酸味をいかして食酢として、またポン酢に、焼酎などのアルコールやドリンクに加えたりします。また皮も、ゆずこしょうの材料や、料理の香りづけやお菓子類として使うと、ぐんと風味がよくなります。韓国ではジャムのように砂糖で漬けたものを湯または水で薄めた「柚子茶」として飲まれ、近年日本でもたいへん人気があります。柚子茶の本格的なつくり方は、一度にたくさんのユズで作り数日間おいて完成するまでに時間がかかります。
私は、はちみつで少量かつ簡単な作り方で、楽しんでいます。飲み物としてだけでなく、ヨーグルトにかけたり、ジャムのようにして食べてもOK。即席ユズ茶のつくり方を知りたい方は、こちらへ・・・。他にも、皮が残れば彩り用に冷凍しておいたり、種はお醤油の中に漬けておくと香りがのっておいしくなります。それでも残る皮や実は布袋に入れてお風呂に浮かべて柚子湯にしましょう。できるだけ無駄なく使い切って香りを楽しんでください。