食と健康/乳児・幼児・子供の食事・レシピ

子どものおやつ 脂質は必要量の2倍も?

子どもの食事について、栄養のバランスがとれていると思っている親が多い中、案外その意識と現実にはギャップがあることがわかりました。特におやつの脂質摂取量は、1日の必要量の2倍も!  おやつについて考えます。

南 恵子

執筆者:南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康ガイド

最近の子どもには、肥満が増えていると言われていますが、子どもの食事に関する調査で、おやつの摂取エネルギーが大きく、しかも脂質は1日の必要量の2倍もとっている現実がありました。しかも、おかあさんには、そういう認識が少ないというギャップもあります。子どもの間食、改めて見直してみませんか?

親の6割は「食育」の必要なしと感じているけれど……

おやつ・間食
子どものおやつについて、満足してる親は多いのですが、現実は脂質とり過ぎの傾向が見られます。

文部科学省の「子どもの食生活を取り巻く状況」によると、「学校保健統計調査」より、「肥満傾向」にある児童・生徒の割合は年々増加傾向にあり、昭和59年と平成17年を比較すると、約20年あまりの間に約1.5倍増えていることが示されています。

昭和52年から平成20年度までの肥満傾向児の出現率の推移が公表され、平成18年度以降も、あまり大きな変化は見られません。

こどもの肥満は、成人期の肥満にもつながる可能性が高く、厚生労働省では、こどもを対象とする「メタボリック症候群」の診断基準を設定するため研究事業が平成17年より開始されています。

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