現在人に多い、ストレス型と胃腸虚弱型
ストレスから、胃腸虚弱になるっていうパターンも……。この場合はダブル受賞? |
■胃腸虚弱タイプ
漢方では、消化吸収する場所である胃腸がきちんと機能していれば、全身に充分な栄養と、パワーが行き渡ると考えられています。花粉症などのアレルギーは、自分以外の異物を攻撃するはずの免疫細胞が、間違って自分に攻撃してしまう炎症反応ですが、胃腸虚弱なタイプは、その攻撃に立ち向かうパワーが弱いタイプではないでしょうか。
この場合は補中益気湯(ほちゅうえっきとう)や、六君子湯(りっくんしとう)といって、胃腸の機能を高める漢方をオススメしたりします。
■ストレスタイプ
このタイプは、全身に絶えず循環していなければならない「気」」の流れが悪いタイプだともいえます。実は身体を温める作用も、この「気」によるもの。「加味逍遙散」(かみしょうようさん)や、「柴胡桂枝湯」(さいこけいしとう)などもいいでしょう。どちらも気のめぐりを整え、神経過敏になっている人に有効な漢方薬です。
いずれにせよ、購入したい場合は、必ず医師や漢方の専門家にご相談くださいね。
一見、花粉症とは関係ないような薬であっても、その人の体質や弱点をカバーすることで、身体のゆがみをとり、しいてはその時々に攻撃する邪気、つまり花粉症から身を守ることが出来るのですね。症状が出る前から、体質に合わせた漢方薬を飲み続けるのが、大きなポイントです。
今回は体質に合わせた漢方をご紹介しましたが、 「必見! 花粉症に漢方がいい5つのメリット」もあわせてご覧くださいね。あなたのお役に立つことを願っています!
関連リンク・記事
- もっと花粉症のことを知りたいなら
⇒アレルギー・花粉症(漢方INDEX)
⇒ 必見! 花粉症に漢方がいい5つのメリット(漢方) - 食生活から見直すなら
⇒花粉症の症状改善・緩和する食事(食と健康INDEX)