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あなたは何太り? フルーツ分類ダイエット(2ページ目)

過激なダイエットはもうやめませんか? タイプ別の代謝アップ作戦で、健康的に美しくなれるのが「漢方ダイエット」の特長です! 今回はフルーツを引用した、体質別ダイエット法を伝授。おすすめ食材も要チェック!

杏仁 美友

執筆者:杏仁 美友

国際中医師 / 漢方・薬膳料理ガイド

身体を温めるもの・冷やすものを上手に取り入れよう!

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りんご型も寒涼性の食べ物ばかり食べては、血液循環を悪くします。冷やしすぎも禁物!
自分の体質がわかれば、それに合った対策をとることで、太りにくい体質にさせるのが漢方式ダイエットです。それぞれ詳しくみてみましょう!

■りんご型は油&糖分ダウンが肝心!
りんご型の特徴としては、食事の摂取量そのものが多かったり、トンカツなどの脂っこいものや、甘いデザートが好きな人が多いようです。こういった食事は血液循環を悪くさせ、体内に余計な熱を生みやすくさせるのですよ。

ドロドロの血液が血管にへばりついていて、老廃物が余分な水分が溜まりやすくなっているようなイメージでしょうか。カロリーを抑え、良質のタンパク質を摂りましょう。脂肪の排泄を促すような食材や、平性(もしくは寒涼性)食材もおすすめです。

●おすすめ食材
大根、白菜、ごぼう、昆布、冬瓜、きくらげ、さんざし、緑豆、小豆、きのこ、蓮の葉、プーアール茶など

■洋なし型は消化機能を高めること!
洋なし型でまず気をつけないといけないのが、身体を冷やさないということ。冷たいビールやフルーツが好きな人、思い当たる節がありませんか? このタイプは胃腸の機能が弱いために、余分な水分や老廃物が身体に溜まりやすいのです。極端なダイエットをして、体調を崩した人にも多いタイプですね。

消化吸収の良いものを食べ、胃腸を丈夫にし、身体を温める温熱性食材を摂ることが大切です。利尿・健胃作用のある豆類も取り入れましょう。

●おすすめ食材
生姜、山芋、きのこ、ナツメ、ニラ、黒豆、とうもろこし、ハトムギ、かぼちゃ、胡桃、鶏肉、竜眼肉など


どちらのタイプにしても、漢方では胃腸の機能を正常に保つことが重要です。食べすぎも代謝の悪いのも、胃腸の消化吸収力が良くないために、体内に老廃物が溜まりやすくなっているので。

このほかにも、漢方で考えるダイエット法は、身体を作っている3つの物質、気・血・水の体内バランスで分ける方法もあります。体質別のオススメ漢方薬もありますので、次回もお楽しみに!

なお「あなたの1票」では、今回の記事にちなんで「あなたはりんご型、洋なし型どっち?」というアンケートを実施中です。ぜひご協力お願いします(次回のダイエット記事で、分析結果をご紹介します)! ガイドの裏話や漢方の豆知識をご紹介するメルマガも、あわせてどうぞ(登録は無料です)。


<食べ物の性質について>平性:身体を極端に温めたり、冷やしたりしない、どちらにも偏らない性質のもの。多くの食品がそうで、穀類や豆類なども含まれます。
温熱性:身体を温かくする性質のあるもの。血行を促進させたり、新陳代謝を高める作用があります。香辛料なども入ります。
寒涼性:身体を涼やかにする性質のあるもの。熱を冷ましたり、水分を補給する作用があります。夏野菜に多いです。



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