手湿疹の治療と対策方法
何よりもまず、しっかりと手をふくこと |
- 洗剤・石鹸使用後はしっかりと洗い流す
- 洗剤・石鹸が肌に合わない場合、別の洗剤・石鹸に替える
- 手洗い後は、しっかりと拭く
- 保湿剤を使用する
- 市販のハンドクリームを使用する
- 水仕事時は手袋を使用する
- ひどい場合、ステロイド外用薬を使用する
- など
保湿剤やハンドクリームを使う場合は、べとつきが苦手な方もいらっしゃるかもしれませんので、ワセリンなどの油系を使用するといいかもしれません。水をはじくので、水による手荒れを防いでくれます。
医療現場の手洗い
医療現場では頻繁に手洗いを行うことに加え、消毒薬も使用しています。皮膚は清潔になりますが、ここでもひどい手荒れが見受けられるのも事実です。医師でもアトピーがある場合、これらの湿疹がひどくなり、亀裂からの刺激で手がしみて、痛みが生じる場合があります。私も冬場は手荒れがあるので、ハンドクリームを時々使用しています。手湿疹は水を使わないのが一番なのですが、そういうわけにもいきませんよね。日常の最低限の手洗いは保ちつつ、悪化しないよう気をつけましょう。早めに使っていると効果的です。ハンドクリームは自分に合うものを見つけましょう。値段が高いからいいものとは限りません。アトピービジネスにはくれぐれもご注意を。宣伝文句に惑わされないように怪しい民間療法の見分け方を参照してください。
★豆知識 ハンドクリーム:手に塗る外用薬。軟膏よりは、クリームが多い。クリームはべとつき感がなく、しっとりしている。物をつかむ時に滑らないように工夫されている。 |
アトピーに似た病気シリーズ
【第1回】接触性皮膚炎
【第2回】疥癬
【第3回】脂漏性皮膚炎
【第4回】手湿疹
<参考リンク先>
てしっしん(手湿疹)
手湿疹(岩元クリニック)
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