ハチを見かけたら
ハチでショックになれば、血圧を上げる薬、エピネフリンをできるだけ早く注射した方が望ましい |
ハチを見かけたら、ハチを怒らさないように気をつけて、そっと逃げることが大切です。
ミツバチの針には返し棘があり、皮膚に刺さると抜けなくなり、無理に抜けば毒腺と言って毒の袋ごと抜けてしまいます。この場合、ハチも死にますが、針が皮膚に残ったままになってしまいます。
ハチの針を除くことも大切です。そして、刺された部分を洗い流します。局所は、抗生剤入りのステロイド外用薬、抗ヒスタミン薬の外用薬を使います。虫刺されと同じです。
アナフィラキシーが出た場合はすぐに治療が必要です。アナフィラキシーの治療を行いますが、特に、エピネフリンの皮下注射をできる限り早く行いましょう。注射することが遅れると、命に関わりますから、ハチアレルギーは正確に診断をしておく必要があります。
抗ヒスタミン薬、ステロイド薬の点滴を行います。
ハチに刺されるリスクが高い職業の場合
『体質改善! 免疫療法って何?免疫療法』で説明しました免疫療法を行います。ハチ毒の抽出物を、徐々に増やして、ハチ毒100μg(ハチ2匹分)で5年以上、月に1回程度に皮下に注射します。かなり有効であると報告されています。
ハチに刺されて、ひどく腫れたことがある場合、医療機関で適切に治療を受けましょう。今度の対応も含めて、ハチアレルギーがあれば検査して、エピネフリンの自己注射(エピペン)を持つ事も必要です。