糖尿病/糖尿病の食事療法の基礎知識

オレンジのフラボノイドは糖尿病の味方です(2ページ目)

オレンジジュースは、その高カロリーの糖分にもかかわらず、糖尿病者にはヘルシーな食品だという発表がありました。豊富なフラボノイドのお陰らしいのです。詳しくご紹介しましょう。

執筆者:河合 勝幸

実験参加者の血糖値はどう変わった?

実験に参加したのは32人の健康な人達です。BMIは20~25ですから標準体重。この人達はランダムに4等分されて、300kcal相当のブドウ糖液、果糖液、オレンジ・ジュース、サッカリンで甘くした水を飲みました。

飲んでから10分を起点として1時間、2時間、3時間後の血液サンプルを取りました。もちろん、対象としての飲む前の血液も採血してあります。

こんな結果になりました。

活性酸素が一番強かったのは、ブドウ糖液の2時間後でした。果糖、オレンジ・ジュース、サッカリン水では増えませんでした。ブドウ糖と同カロリーのオレンジ・ジュースが活性酸素を増やさなかったのは、果糖が含まれているからか、ビタミンCか、フラボノイドのせいか?の疑問が生じました。果糖は吸収が遅く、血糖上昇も低いからです。

この疑問を解くために、もう一度テストを繰り返したところ、活性酸素を抑制したのはビタミンCでも果糖でもないことが分かりました。オレンジ・ジュースに含まれる2つのフラボノイド、「ヘスペレチン」と「ナリンゲニン」が活性酸素を除去することが確かめられました。ヘスペレチンが52%、ナリンゲニンが77%も活性酸素を減らします。

肥満も2型糖尿病も体の酸化ストレスを高めます。それが血管の炎症や動脈硬化にも結びつきますから、体にいい食べ物で活性酸素や炎症を抑えることが大切ですね。

糖尿病の食事療法はカロリー厳守が金科玉条ではありません。
まずは体にいいヘルシー食を心がけましょう。野菜、果物を忘れずに!

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