糖尿病/糖尿病の食事療法の基礎知識

糖尿病食事療法に役立つ食品交換表

【管理栄養士が解説】食品交換表による糖尿病食事療法について分かりやすく説明しています。1単位当たりのカロリー、1単位当たりの分量、献立の立て方、食事療法の注意点などについてまとめました。

一政 晶子

一政 晶子

管理栄養士・米国登録栄養士(RD) / 栄養管理・療養食 ガイド

管理栄養士、米国登録栄養士(RD)、米国栄養サポート臨床師(CNSC)、臨床栄養学修士。急性期病院の現場で働く栄養士経験を活かしながら、実用的な栄養管理のコツと、病気ごとの療養食・食事療法の基礎知識をお届けします。

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食品交換表の基本の分類

糖尿病の人が食べれないものはありません。バランスと適量を知っておけば大丈夫。

糖尿病の人が食べれないものはありません。バランスと適量を知っておけば大丈夫

糖尿病の食事療法にはいくつか方法がありますが、今回は糖尿病食事療法のための『食品交換表』を使ったものを紹介します。

これは日本で長年使用されていて、一番よく知られている方法。食事交換表を使うことで、栄養バランスを保ちながらカロリー制限ができます。バランスのよい食事方法が分からない人や、減量のためカロリー制限をしたい人向けです。

食品交換表では、下記のように食品を6つのグループ(表1~表6)と調味料に分けられています。全ての食品は80カロリーずつ1単位とされ、該当するグループ(表)に属しています。食品交換表の「交換」という言葉の意味が分かりにくいという声もありますが、基本的にはそのグループ内(同じ表の中)で単位が同じであれば、好きなものを選べる(交換できる)という意味です。

表1:穀類、イモ類、豆類
表2:果物
表3:肉、魚、卵、チーズ、大豆製品
表4:牛乳、乳製品
表5:バター、植物油などの油脂
表6:野菜、海藻類、キノコ類、こんにゃく
調味料・その他:みそ、砂糖、ジャムなどカロリーが高めの調味料等

次のページでは1単位あたりの分量や献立作成例を説明します。
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