糖尿病/糖尿病の食事療法の基礎知識

糖尿病食事療法に役立つ食品交換表(3ページ目)

【管理栄養士が解説】食品交換表による糖尿病食事療法について分かりやすく説明しています。1単位当たりのカロリー、1単位当たりの分量、献立の立て方、食事療法の注意点などについてまとめました。

一政 晶子

執筆者:一政 晶子

管理栄養士・米国登録栄養士(RD) / 栄養管理・療養食ガイド

糖尿病食事療法における食事交換表活用の注意点

食事療法に自分を合わせてしまうのでなく、自分のスタイルに食事療法を合わせるというスタンスが大切。

食事療法に自分を合わせてしまうのでなく、自分のスタイルに食事療法を合わせるというスタンスが大切

食事交換表はあくまでカロリーオーバーを避けてバランスのよい食事をするためのツールの一つです。食品交換表の単位を守れば必ず糖尿病が改善されるという訳ではありません。なぜなら糖尿病は炭水化物の代謝異常を起こす病気であって、炭水化物代謝機能を表す血糖値は個人の病気の進行具合によって大きく異なるからです。

また、糖尿病の服薬やインスリンの量や使用有無によっても、当然血糖値は左右されます。よって、定期的に医師や管理栄養士と検査値や食事内容を分析して、総単位数や単位の割り振りが適切であるかを確認する必要があります。

例えば、標準体重維持を維持、又は減量しているのに血糖値が改善されない場合は、血糖値を上げる炭水化物が多く含まれる表1、表2、表4の単位数を減らし、その分表3のたんぱく質を増やしたり、表5の油脂を増やすなどの対策が必要なこともあります。信頼できる医師や管理栄養士と相談しながら自分に合った糖尿病管理を目指しましょう!

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