金利上昇局面で、返済リスクは上昇
1月に一斉に引き上げられた、住宅ローン金利。昨年後半から、都心エリアから近郊エリアへ広がりつつある新築マンションの分譲価格の上昇も踏まえると、同予算・同専有面積の購入可能エリアも徐々に都心エリアから見て外へ広がりつつあります。昨年の公示地価の上昇傾向を見ると、都心からの距離圏で地価の上昇スピードが大きく変わってくるのが見られます。エリア別に価格動向を見ると、渋谷区・港区・文京区・新宿区といった都心エリアはもとより、最近では江東区・台東区といった近郊エリアも上昇傾向が顕著になっています。
出典:国土交通省土地白書2006年 変動率を経年で見ると地価上昇エリアが、徐々に都心から郊外に拡がっているのがわかる。 |
郊外はまだしも、都市部で分譲価格をベースにエリア限定で探すことは、なかなか難しくなっているのが現状です。
例えば数年前なら、23区内で3,000万円前後・3LDKの新築マンションは、板橋区・墨田区はもとより、一部の台東区、江東区でも供給が目立ちました。しかし、不動産ファンド用地のニーズの拡大で、都心近接で賃貸ニーズも高いこうしたエリアでは大きく価格が上昇。徐々に郊外部へも波及しており、供給価格の上昇も顕著になりつつあります。
3,000万円前後で3LDK、23区内のマンションは? ガイドが探した結果を次のページで紹介します。