マンション相場・トレンド/マンション相場・買い時

価格がバブル期並み?東京の供給復活の兆し(2ページ目)

7月の新築マンション供給価格は、昨年比12%上昇。東京都区部の供給単価の上昇が顕著です。東京都の供給シェアも上昇で、着工数も増加傾向にあります。今後の東京都の注目エリアも合わせ動向を紹介します。

岡本 郁雄

執筆者:岡本 郁雄

マンショントレンド情報ガイド

南千住~北千住。隅田川両岸で供給増加

この秋、大規模マンションの供給が集中し、供給が活発化しそうなのが隅田川両岸ゾーン。
 
イニシア千住曙町
イニシア千住曙町の完成予想パース。隅田川のビューが大きな特徴。隅田川沿いには公園も多く、子育て環境も良いエリアだ。
都心部の供給が減る中で、通勤アクセスの良さと共に新東京タワー(墨田区業平橋~押上のエリア)の建設やつくばエクスプレスの停車駅で注目の南千住・北千住駅界隈。東京駅から10km圏内に位置し、JRと地下鉄両線が使えマルチアクセスなのも魅力です。北千住の駅前再開発なども進み商業利便性の高さも魅力なエリアです。

この秋以降大型物件の販売が、相次いでスタートします。

■イニシア千住曙町(北千住駅徒歩14分 総戸数515戸)
■リバーフェイス(南千住駅徒歩14分 総戸数303戸)
■ヴィークステージ北千住(北千住駅徒歩10分 総戸数231戸)
■(仮称)ブランズタワー駅前再開発プロジェクト(南千住駅徒歩1分 総戸数215戸)

上記4物件だけで、総戸数は1,000戸以上。住戸の選択肢も多く、検討したいエリアだと思います。
 

通勤軸で優位な立地が価格上昇

豊洲をはじめとする江東区エリアが、通勤軸と価格のバランスを考えると、以前は真っ先に候補に挙がったエリア。現状は、供給価格が大きく上昇し一定の広さなら5,000万円でもなかなか手が届かないエリアになりました。

用地取得価格を踏まえると、今後板橋区や荒川区、墨田区といった通勤利便性の高いエリアは、供給価格が大きく上昇しそうです。

それを見越してか、板橋区などの4,000万円前後の価格帯のマンションには、好調な物件が見受けられます。

通勤時間+距離圏を考えると、選択肢は今後も狭まってくると思います。

 
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