あなたが怖いと感じる人
“羊たちの沈黙”のレクター博士は反社会的人格障害! |
・ すぐ暴力をふるう
・ ストーカー
・ 何を考えているか分からない
・ 顔が怖い?
など、いろいろ挙げられますね。今回はホラー映画 “羊たちの沈黙” のレクター博士のごとく人の面を被った悪魔のような人格は実際にありうるという話をいたします。
レクター博士は人格障害!
凶悪犯罪者には人を人と見ないで物としてとらえてしまい、自己の利益の為なら他人に危害を与える事も躊躇わないタイプが多く見られることが知られています。このような性格は反社会的人格障害といわれます。その特徴としては・ 平気でうそをついたり盗んだり暴力をふるう
・ 法律を守らない
・ 罪の意識がない
・ 自己および他者への安全を顧みない
・ 子供の頃から問題行動が顕著
反社会的人格障害の原因はよくわかっていませんが、薬物依存が多くみられることはよく知られています。なお、凶悪犯罪者に反社会的人格障害が多く見られるからといって、反社会的人格障害なら犯罪を犯すというわけではありません。
あの連続殺人犯は?
最近、お隣の国で連続殺人犯がつかまった事件、みなさまご存知ですか?金持ちの高齢者や出張マッサージの女性ら26人以上を殺害したというニュースには、声も出ないほどのショックを覚えますね。犯人は34歳の男。高校2年の時、窃盗で少年院に収監されて以来、刑務所を何度も出入りしていて、犯行後も「金持ちは反省してほしい。女性は軽々しく体を扱うものではない。」などと発言し、罪の意識が全く感じられません。これはまさに反社会的人格障害と思われます。反社会的人格障害では傲慢で怒りやすい場合が多いのですが、表面的に魅力があり他人を引き付ける能力がある場合もあります。しかし、自分の為なら他人の事など顧みません。子どもの頃から問題行動が多いのは反社会的人格障害の特徴なので、そのようなお子さんは専門家に診てもらう必要があると思います。
『 次回は吸血鬼伝説の元になったハンガリーの伯爵夫人の話です。 』
<注>上記の写真は、羊たちの沈黙〈特別編〉 (Amazon.co.jp) から引用しました。
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