大人の15%は人格障害
大人の7人に1人は人格障害 |
強迫性人格障害がトップ
米国で4万3千人の大人を対象に人格障害の有無の調査が行われました。これはこの種の最初の大規模な調査です。その結果は人格障害が全体の15%と予想以上の高値でした。内訳は7.9% 強迫性人格障害 (ルール、秩序にとらわれやすい完璧主義者)
4.4% 妄想性人格障害 (他人に対する猜疑心が強い)
3.6% 反社会性人格障害 (社会のルールを守らない)
3.1% 統合失調症質人格障害 (自閉的で感情の表出に乏しい)
2.4% 回避性人格障害 (他人の批判に敏感で、強い不安感を抱く)
1.8% 演技性人格障害 (自己顕示欲が強い)
0.5% 依存性人格障害 (なんでも他人任せにしてしまう)
(全部合計すると15%を超えてしまいますが、人格障害を複数持つ方がいるためです。)
人格障害が疑われたら専門家に相談
人格障害という言葉はその人の属する社会の一般的な人と比べてかわっているという意味で、「人格が障害されている」というわけではありません。しかし、その「かわっている」ことによって周りの人とうまくやっていけなくなったり、不幸の原因になります。人格障害の原因は生まれつきの気質、発育環境などいろいろな要素がからんでいます。人格障害が疑われたら、より良い生活を送るためにも専門家に相談されるのが良いと思います。<関連記事・リンク>
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