建築費の上昇で、商品企画は変わる?
大型タワーマンションなどは、着工時期が建築費上昇前で、設備スペックの高いマンションが多い |
昨年対比で見ても、都心近郊エリアでは、10%~20%上昇のエリアが続出。大きな要因の一つがマンション用地価格の上昇と、マンション工事価格の上昇です。
石油価格や鉄の価格など、資源価格の上昇に伴い、マンション建設に必要な棒鋼やH型鋼や、設備の価格も上昇しています。
こうした建築費の上昇は、土地価格の割合が大きい都心エリアよりも、建築費の原価に占める割合の高い郊外エリアのマンション価格に大きく影響します。
例えば先日見学した、都心近郊エリアの某大規模マンション。昨年よりも販売価格が20%は上昇しているものの、設備仕様は必ずしもアップしていませんでした。(むしろダウン)
新築マンションの設備仕様に、建築費の上昇は少なからず影響を与えると思います。こうした中、ガイドが思う「欲しい設備・仕様」を次のページから紹介します。