腰痛/腰痛の原因・しくみ・腰痛に潜む病気

サンダル・ミュ―ルと上手く付き合う方法 サンダル・ミュ―ルで腰痛に!?(2ページ目)

『ミュールをはいて歩いていたら疲れちゃった』なんてありませんか?今回は、サンダル、ミュールと上手くつきあう方法についてお届けします。

山田 恵子

執筆者:山田 恵子

医師 / 女性の健康ガイド


ミュールは体に悪い!?
腰痛の原因にも

はき方に気をつけて
はき方に気をつけて
『ミュールをはくと姿勢がどれくらい不安定になるか』ということを調べた調査があります(名古屋市教育スポーツ振興事業団)。ミュールをはくと、素足にくらべて15%も重心が上下にぶれるのです(つまり不安定な歩き方になるということです)。また、ミュールをはいて早足になると、重心が低くなったり、歩幅が素足より10%も広くなることがわかりました。さらに、ミュールをはくと自然と前かがみになったり、頭がゆれたりしていることも分かりました。特に早歩きでひどくなります。

つまり、どういうことかというとミュールをはいて早歩きしようとすればするほど、転倒しないように無意識に、自然と重心が低く歩幅が広い歩き方になってしまうということなのです。あまり良い歩き方ではないですし、多分それを続けていると腰痛の原因にもなりそうな姿勢です。足の筋肉にもよけいな負担がかかりそうですよね。ヒールが高ければ高いほどその危険は増すと思われます。


オススメのサンダル、ミュールは!?

まず、サンダル・ミュールで気をつけることは、アーチラインといって靴の体重を乗せる部分のラインが、足の裏のアーチにうまく合っているかがポイントです。あとは、幅が十分か、つま先に少し余裕があるか(5mmくらいが目安)もチェックしてくださいね。パンプスほど厳密ではないにせよ踵があまりはみだすのもNG。

そして少し歩いてみましょう(コレは絶対してくださいね)。あまり足が前にすべったりするのも好ましくないと思います。歩くときあまりカパカパしないよう、適度にストラップ(足首や甲の部分)がついているものがオススメです。

外反母趾の人は、足の指の1趾と2趾を開くタイプの(いわゆる下駄タイプですが、最近はかわいいサンダルもありますよね)サンダルは自然と趾の間が開くのでオススメ。

ただし、もともとミュールは室内履き。あまり長時間歩きには向きません。
上手く使い分けるようにして下さいね。



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