外反母趾の原因を知りたい方や外反母趾度チェックを行いたい方は、「外反母趾を防ぐには 1」、外反母趾を防ぐための靴のはき方・選び方を知りたい方は「靴のはき方・選び方 外反母趾を防ぐには2」をご覧下さい。

それでは、今回は装具・運動編。

装具で何とかしたい

  1. 足底板
    外反母趾は足のアーチが崩れて扁平足になります。というより、扁平足と外反母趾はセットです。ですから足底板といって、靴の底に土踏まずを人工的に作ってあげるような中敷で楽になることもあります。
     
  2. スポンジやパッチなどフットケア用品
    あたって痛い部分に張ると、直接くつが足にあたらないので痛みが和らぐこともあります。でも、根本的な解決法ではありません。ですから、炎症が強いときとか、「どうしても、痛くてもきょうはこの靴をはきたい」というときにレスキュー的に使うくらいとお考えください。

  3. 矯正装具
    原理は外に向いてしまった親指を中に戻そうというもの。夜つけるものと、昼、靴の中でつけるものに分かれます。

    夜間につける装具は、大体強すぎると眠れなくて、弱すぎると朝になると外れることが多いです。関節が硬くならないようにするのには役立つかもしれません。昼の装具は、座っている分にはうまく矯正してくれるように見えますが、立って体重をかけると、靴の中ではあまり効果はなさそうです。

足袋、5本指ソックスはいいの?

速効性はありませんが、あしの指を広げるという意味では悪くないと思います。

足の幅を抑えるサポーターはいいの?

ゆるいサポーターは効果が少なく、強いサポーターは足がうっ血してむくんでしまうので難しいと思います。

お勧めは、靴をはくときに、薄いガーゼ一枚か、スポンジを親指と人差し指の間に入れること。予防にもなりますし、もしこれができるような靴であれば、外反母趾にはなりにくいと考えられます。
 

運動で予防

では、今度は効果のある運動を紹介しましょう。

まず、運動には2種類あります。ひとつは足の指がそのままの位置で硬くなるのを防ぐ運動(拘縮予防)、もうひとつは足の筋肉を鍛えて親指を自分の力で内側に動かす運動です。

■拘縮予防運動

その1 自分で足のおや指を持って、「いち、にっ、さんー」で親指を中側に動かします。リズミカルに何回かやってみてください。お風呂の後が効果的。

その2 幅の広いゴムバンドを用意してください。そして、両足の親指にかけます。かかとをあわせたままにして「いち、にっ、さんー」で両足を扇のように開きます。親指が開いてますね。このまましばらく5~10秒がんばりましょう。それからゆるめます。これを1クール20回、テレビを見ながらでも、お風呂上りにやりましょう。



■足の筋肉をきたえる運動

その1 親指を開く筋肉(母し外転筋)は親指の付け根から踵に向って走っています。自分の手をまず、親指の付け根に置いて、親指を開いてみてください。なんとなく、筋肉が収縮するのがわかると思います。(繰り返しやっているとなんとなくわかるようになります)。このまま5秒~10秒力を入れつづけてください。繰り返しているうちにだんだん指を開けるようになります。親指だけではなくてほかの指も一緒にひらいてしまってもかまいません。

その2 まず、タオルを床に置いてください。それから足の指でタオルをたぐり寄せてください。……これだけ。簡単ですよね。直接的に外反母趾を内側にする効果を期待して、というよりは、足の中の筋肉を鍛えて外反母趾を予防します。


今回は装具、運動について紹介しました。
でも、ここまでやっても、いちどある程度以上になった外反母趾は進行してしまうので、やっぱり予防が一番大事。下駄やぞうりの時代に外反母趾は無かったそうですから、皆さん、気をつけましょうね。


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