新築マンション価格は、今後下がる?
上昇急だった都心部の中古マンション価格は弱含みに。価格の調整局面が当面続きそうだ |
事業収支に占める土地代が大きいエリアは、供給価格が下がる可能性は否定できませんが、工事費の割合が大きい郊外エリアは、事業用地が戸建てに転用される可能性が高いかもしれません。
竣工在庫が大幅に増加して、値引き販売や価格改定が目立つエリアやここに来て供給が大きく増加し、供給過多になりつつある都心近郊エリアはマンションが選べる状況になってきているといえるでしょう。
候補物件を絞りつつ、価格動向を見極めよう
価格の下落局面の中古マンション市場では、買い手有利の状況が出来つつあるといえるでしょう。大規模マンションなどでも築年数の浅い物件で売住戸が目立つようになってきています。ただし、東日本不動産流通機構発表の2008年1月~3月の中古マンション成約件数は4期ぶりに増加しているように、価格調整に伴った需要も相応にはあるようです。自分なりの相場観を作りながら候補物件を選びつつ、スペックの高い中古マンションを狙ってみるのも一考かもしれません。