ドライアイ/目の健康・アイケア

プール後の洗眼は逆効果?正しい感染予防法(2ページ目)

楽しいプールは、結膜炎などの目の病気の感染源になることもあります。洗眼をする人が多いようですが、これは角膜の保護には逆効果。病気に感染しないための、正しいケア方法をご紹介しましょう。

西園寺 克

執筆者:西園寺 克

医師 / 感染症・健康情報ガイド

泳ぐ時はゴーグルを使おう!

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水着と一緒にゴーグルも忘れずに!
国際大会に出場するような一流の競泳の選手たちは、練習、試合でゴーグルを使用しています。水中での視界をよくするが目的ではなくて、塩素消毒した水のプールで長時間泳ぐ時はゴーグルをした方が目に対する負担が軽いからです。

一般の人もプールで泳ぐ時はゴーグルをお薦めします。眼鏡を使用して眼鏡を外す人、コンタクトレンズを使用していて泳ぐ時にレンズを外す人は度付きのゴーグルを使いましょう。ただし乱視は矯正できませんので、水から上がって字を読む時は眼鏡が必要です。

洗眼よりも手洗いが重要!

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アカントアメーバは角膜炎の原因!
コンタクトレンズを使用している人はプールに入る前にコンタクトレンズを外すことをお薦めします。なぜなら、プールの水中にいることがあるアカントアメーバに、コンタクトレンズが汚染される可能性があるからです。もしアカントアメーバによる角膜炎を起こすと治癒後も角膜に濁りが残って、かなりの期間視力が低下することになります。

プール後にコンタクトレンズを装着する前に手を洗いましょう。手にアメーバが付いた状態で装着する可能性があるからです。プール後は洗眼よりも、手洗いをしっかりしましょう。プールに備え付けの石鹸も汚染されている可能性が高いので石鹸は使用せずに水洗いで15秒から30秒程度洗いましょう。プール後には、コンタクトレンズ及び容器の消毒をきっちりとしましよう。

涙成分の目薬を薦めます!

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涙成分に近い目薬を使いましょう!
洗眼が不要といわれても、それでも習慣なので目を洗いたいという方もいるはずです。その場合は目薬を使いましょう。目薬というと、疲れ目の時に使うビタミン入りの目薬や花粉症用の抗アレルギー用の目薬が手元にありがちです。プール後に使う目薬には涙成分に近い内容の目薬を使いましょう。

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