COPDと診断されたら

喫煙
タバコの値段も上昇し、喫煙する場所も少なくなってきています。思い切って禁煙してみませんか?
COPDでは重症度によって推奨される治療方針があります。全ての段階で推奨されるのは、禁煙は勿論のこと、もう1つはインフルエンザワクチン接種です。COPDでは感染症などをきっかけに、急激に肺機能が低下する急性増悪という状態に陥ることがあります。インフルエンザワクチンを接種することで、この急性増悪による死亡を50%低下することができるとされています。

この他、急性増悪予防を含めた治療に関しては、気管支拡張剤吸入や肺炎球菌ワクチンなど様々な方法がありますが、残念ながら現時点ではCOPDそのものの進行を抑制したり、酸素療法以外には生命予後(寿命)を改善させたりすることのできる治療は確立していません。あくまでも禁煙によって予防することが唯一の手段ですので、この点だけは忘れないようにしてください。


COPDは肺だけでの病気ではなく、心不全を代表とする全身の合併症を引き起こすことがあります。特に精神面への影響は大きく、状況によっては精神科・心療内科も含めたケアも必要となります。また、酸素療法を必要とする最重症COPDでは、痰の窒息も含めて予期することのできない急変を引き起こしますので、本人だけではなくご家族も万が一に備えた覚悟が必要となります。なかなか止めることのできないタバコ、禁煙するにはご本人の決心だけでなく周りの後押しが大切です。


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