妻もタバコで病気に? 家族への影響とは
小さなお子さんをタバコから守ってあげてください。親の喫煙は乳幼児突然死症候群にも関連があると言われています |
「夫が1日20本以上タバコを吸うと、妻が肺がんによって死亡する危険性は1.91倍」
へぇ~、と簡単に片付けることができない問題です。自分ではタバコを吸わないのに、家庭内で喫煙をされると、奥さんまで肺がんになってしまう危険性が2倍近くもあることがわかっています。このことからも、禁煙は周囲の人の健康にも役立つことがおわかりになったと思います。でも、健康に悪いとわかっていても、どうしてもタバコを止められない……という人、禁煙外来をご存知ですか?
タバコを止めようと思ったら禁煙外来へ
禁煙をすることで急に体内のニコチン濃度が低下すると、理由もなくイライラすることがあります。なかなかタバコをやめることができないのは、このようなニコチン離脱症状が原因となっていることがあります。こうした症状を和らげて、よりスムースに禁煙を達成する手助けとなるのが禁煙外来です。具体的には、心理的なサポートだけでなく、ニコチンを含有する薬剤によって体内から少しずつニコチンを減らしていくことが基本となります。もしも自分の力だけで禁煙するのは難しいな、と思ったら禁煙外来に相談してみてください。平成18年6月から禁煙を補助するニコチン製剤(貼付薬)が保険適用となり、禁煙外来での治療を受けるのに経済的な負担も軽くなりました。
禁煙外来について更に詳しく知るには、こちらの「50代からの禁煙は医療機関で相談しましょう」をご覧ください。
【関連リンク】
・ 禁煙補助剤の1つ、ニコチンガムの特徴をチェックしましょう
⇒ 禁煙補助薬1 ニコチンのガム (All About 薬について)
・ 保険適用となった禁煙補助剤はこちらです
⇒ 禁煙補助薬2 禁煙パッチ「ニコチネル」 (All About 薬について)
・ 糖尿病の治療にも禁煙が絶対に必要です
⇒ 心に「けじめ」つけませんか? 禁煙が糖尿病軽減の第一歩 (All About 糖尿病)
・ ラジオでも紹介された、ガイドがhttp://www.hakuai-hp.jp/行っている禁煙外来の内容です
⇒ 禁煙外来のご案内(村田博愛病院)
・2020年には死因が第3位?! WHOが警鐘を鳴らすCOPDとは?
⇒ COPD(慢性閉塞性肺疾患)