ニコチンのガムを使ってみようと思うのですが…

なかなかやめられない喫煙習慣。良い方法は?
Q:以前より妻から禁煙をお願いされていました。7月からタバコが値上がりするのを機に、禁煙したいと考えています。

でも、かなりの量を吸っていたので、ニコチンのガムみたいなものを一緒に使って止められないかなと思っています。使用に当たって何か注意などがありましたら教えてください。

A:はい。お答えします。どのくらいの量のタバコを吸っていたか分かりませんが、ニコチンの依存度が高い場合、人によっては急にやめることで、禁断症状のようなものが出てとても辛いかもしれません。

ニコチンをタバコではなく補助的に体内に入れて、禁断症状を和らげる方法として、禁煙補助薬があります。


ニコチン依存症について

タバコを止められないという理由は、手持ち無沙汰、休憩の時の習慣といった心理的なものもあります。しかし、やめられない身体的な理由は主に「ニコチン依存症」になっていることにあります。

タバコを吸うと、タバコに含まれているニコチンが肺や口の粘膜にある血管に吸収されて全身を回ります。

ニコチンは、少量なら覚醒・興奮作用があります。タバコと吸わないと集中できないとか、目覚めの一服という理由で吸う人がよくいるのはこのためです。

また、量が多いと鎮静作用があるので、一服するとなんだか落ち着く感じがするのです。

このような作用があるので精神的にも身体的にもタバコが止められなくなってしまいます。

※依存症というのは、「また欲しい、ないと不安」といった精神的な症状である精神的依存と、やめると「イライラする、手が震えるなど」といった身体的な症状が出る身体的依存とがあります。タバコは両方の症状を持ち得ます。


禁煙補助薬について

タバコを止めると、このニコチンが体に入らなくなるわけですから、体や気持ちがニコチンを欲して、禁断症状といわれる状況になることがあります。

例えば、イライラしたり、集中できなくなったり、手が震えたりなどがあげられます。

禁煙補助薬は、その中にニコチンが含まれています。そのため、禁煙中に下がる体内のニコチン量を少し補充して、ニコチンによる禁断症状を緩和するようにはたらきます。

現在、日本で発売されている禁煙補助薬は、ガム、パッチ(貼るタイプ)があります。
※海外では、吸入(鼻や口から吸って粘膜から吸収させる)タイプや、トローチのように舌の下に入れる薬などが出ています。

ガムは、薬局で医師の処方せんがなくても購入できますが、パッチ(貼るタイプ)は、禁煙指導している病院を受診して、医師の指示にしたがって購入、使用する必要があります。

今回は、薬局で販売されているニコチンのガム、ニコレット(ニコチンガム製剤)についてご紹介します。

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