ダイエットは脳でする!? |
ダイエットする時は、「遺伝や筋肉の量による代謝量をどうやって増やすか」ということを考えるのと同時に「どうやったら脳が満足するか?」を考えてあげないといけないかもしれません。
そこで、今回はシリーズで「ダイエットは脳でする!?」をお届けします。
ダイエットにまつわる7つのウソ・ホント
ダイエットは脳でする その1~食欲を感じる仕組み
ダイエットは脳でする その2~良く噛めば痩せるってホント?
ダイエットは脳でする その3~夜食ってホントに太るの?
ダイエットは脳でする その4~夜食を食べても太らないためには?
ダイエットは脳でする その5~青魚を食べると痩せるってホント?
ダイエットは脳でする その6~水をのんでも太るってホント?
ダイエットは脳でする その7~糖分の制限しすぎで糖尿病に?
ダイエットは脳でする その8~お肉はダイエット食品?
食欲を感じる仕組み
食べたい気持ちは脳の視床下部がコントロール
まず食事をすると食べ物が消化管にたどり着きます。
すると消化管は「食べ物が来た!」ということを認識して、いろいろな信号を脳やほかの臓器に送ります。
そして、最終的には「こんな食べ物が入ってきました」という情報は、大きく分けて
(1)血液を介して(たとえば、血液中のホルモンとか、血糖値など)
(2)神経を介して
脳の視床下部というところに伝えられるのです。
ところが食欲をコントロールするシステムがこれだけだったら、多分エネルギー過剰による肥満は起こらないですよね。
「なぜエネルギーは十分摂っているのに、もっと食べたいと感じるのか?」ということに対する答えが
(3)脳のほかの部分からの指令
なのです。
人間は、ほかの動物に比べて脳が発達しているので、この(3)番の部分の比重が大きいと考えられています。だから、「いままで食べておいしかった」とか「なんとなく食べたい」とか、そういった今までの記憶や習慣、気持ちといった、ある意味高い脳の機能が(1)番や(2)番を上回ってしまうのではないのかといわれているのですね。
関連記事;お腹いっぱいでも甘~いデザートは入るのはなぜ? 甘いものは『別腹』ってホント?
食欲をコントロールする物質あれこれ
参考までに有名な物質をいくつか上げておきます。・レプチン 脂肪組織から分泌されます。
視床下部に働いて抗肥満作用があるといわれています。
・グレリン 胃から分泌されます。
これも視床下部に働いて食欲を増進させます。
ちなみにこの2つは睡眠の量で変化するともといわれています。
詳しくは食欲亢進物質と食欲抑制物質のホルモンが原因? 睡眠不足は肥満のモト!?へどうぞ。
・糖 血液中の糖=血糖値です。
もちろん低ければ空腹感、高ければ満腹感があります。
・インスリン すい臓から分泌されます。
増えると視床下部に働いて満腹感を起こします。
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次回は良く噛むと痩せる!?~血糖値の問題だけではない噛むことと肥満の関係をお届けします。
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