ストレス/ストレスフリーの思考術

「LOHAS」的生き方がストレス社会を救う

最近、LOHAS(ロハス)という言葉をよく見かけませんか?体と環境にやさしい生活を心がけることが、ストレスフルな生活と社会を変える原動力になります。

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

最近よく聞く「LOHAS」って何?

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自分のできる範囲で環境と体にやさしい生活をするのがLOHAS
さまざまなメディアで、最近「LOHAS」(ロハス)という言葉をよく目にしませんか?

「LOHAS」とは、「Lifestyles of Health and Sustainability」の略語で、健康的で持続可能なライフスタイルを意味します。この考え方は、90年代のアメリカで生まれました。

産業構造の変革による大量生産・大量消費時代の到来とともに、先進国の人々は豊かな生活を手に入れました。しかし、利益優先の社会が進展するにつれ、環境破壊や人々の身心の疲弊が問題になってきました。

そして、人々の心には、「このままでは、地球も人も経済も、いずれ立ち行かなくなるのでは?」という漠然とした不安が浮かぶようになってきたのです。

そこで、一人ひとりが環境と健康に配慮し、持続可能な社会をめざしたライフスタイルを心がけよう、という意味からLOHASという考え方が支持されるようになってきました。


クール・ビズ&ウォーム・ビズも
りっぱな「LOHAS」

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「健康と環境を考え、通勤は自転車で!」というのもロハスな発想
では、LOHASは具体的にどんな形で社会に取り入れられているのでしょうか?わかりやすい例でいえば、「クール・ビズ&ウォーム・ビズ」もひとつのLOHAS的取り組みです。

真夏にネクタイを巻き、暑くなった体をガンガンに冷えた冷房で冷やすのは、環境と健康に配慮したライフスタイルとはいえません。夏にはネクタイをはずし、涼しいファッションをすれば、体にも負担がなく、電気使用量も少なくすることができます。ウォーム・ビズもしかりです。

このように、無理せずできる範囲で、一人ひとりが環境と体に配慮した生活を心がけること。また、素敵で心地よいライフスタイルを維持しながら、楽しんで続けていくことがLOHASの特徴なのです。

こうしたLOHAS的な発想が、実はストレス社会を変える力をもっていることをご存知でしょうか?それについては、次のページでみていきましょう。

次のページでは、ストレス社会を救うLOHASの心得3についてご紹介します。>>次のページへ
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