ストレス

天気予報で明日の「気分」も予測できる!? マイナスイオンとお天気(2ページ目)

天気によってコロコロ変わる気分もマイナスイオンの量と関係していることをご存知ですか?天気と心の関係について、考えてみたいと思います。

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

雨が降ると気分がよくなる?悪くなる?

雨の日の場合ではどうでしょう? 「しとしと雨」と「どしゃぶり」とでは、マイナスイオンの量がまったく異なります。ずばり、「しとしと雨」のときはマイナスイオンが少なく、「どしゃぶり」のときはマイナスイオンがたくさん放出されるのです。

「しとしと雨」のときは、空気中のマイナスイオンが流されてしまうため、プラスイオン過多の状態になっています。しかも、しとしと雨のときは湿度が高いことが多いため、気分がうつうつとし、優れない状態になります。梅雨になると体調が悪くなるという人は、マイナスイオンの激減が関係しているのかもしれません。

反対に、「どしゃぶり」のときは、地面にたたきつけられた水滴で水しぶきが上がり、レナード現象※によりたくさんマイナスイオンが発生します。特に、ザーっと大雨が降って、さっと止むような雨のときは最高です。じめじめとした湿気もなく、滝や噴水のそばに近寄ったときのような爽快感が得られます。

「雨のときは気分がいい!」と感じられたみなさんは、きっとこんな「どしゃぶり」のときの状況を想像してそう答えられたのではないでしょうか。

「しとしと雨」のときは部屋の窓を閉めてプラスイオンの侵入を避け、湿度が低い「どしゃぶり」のときは、雨が吹き込まない程度に部屋の窓を開けてマイナスイオンを取り込んでみてはいかがでしょうか。

天気予報を明日の“気分予報”に役立てよう!

もちろん、いずれの場合でも雨が止んでカラッと晴れた時には家中の窓を全開にしましょう。雨後はマイナスイオンがグーンと増えますから、天然のマイナスイオンを部屋中に取り込むまたとないチャンスです。

天気予報を明日の洗濯物や傘だけの心配だけに利用するなんてもったいない! 「爽快な気分で一日を過ごせそう」「気分が落ち込みそうだから無理をしないで早めに帰ろう」など、「気分予報」としても利用すれば、もっと快適な毎日が送れるのではないでしょうか。


※レナード現象とは?
水が落ちて、水しぶきがあがることでマイナスイオンが発生することを指します。ドイツの物理学者フィリップ・レナード博士が解明したことからこういわれています。
■もっと情報!関連サイト■
 ・マイナスイオン関連の情報が満載!
  →【AllAbout Japan/ストレス】マイナスイオンでリラックス

← 前へ

次ページ:1|2
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます