ストレス/人間関係・人付き合いのストレス

年の瀬こそ「人間関係の大掃除」をすべし!(2ページ目)

年末はあなたの心を煩わす「人間関係」もしっかり整理して、新たな気持ちで新年を迎えましょう!断ち切るべき5つのタイプと上手な関係の切り方についてお伝えします。

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

【タイプ2】不良型~道徳心、誠意がない30代以上の人

「自分だけよければいい」というような人とは良い付き合いはまずできない
「自分だけよければいい」というような人とは良い付き合いはまずできない
・ 人が見ていなければ、何をしてもいい
・ 欲しい物は、人を踏みつけても手に入れたい
・ 自分だけがおいしいものを食べ、行きたい所に行って死ねれば本望
・ 一方的に話すだけで、人の話にはまったく聞かない
・ 他人の気持ちに「共感」できない

若いうちは、人生経験の乏しさからこうした自分本位な考えや行動が目立ちやすいものです。しかし、「成人」としての行動、生活様式を確立すべき30歳頃になっても、他人や社会のことを考えない人との付き合いに振り回されていると、自分自身の人間的成長も阻害されます。

道徳心や誠意のない人と長く付き合うと、常識的で誠実に生きようとする人は必ず息苦しさを感じます。そして、いつも貧乏くじを引いているような気持ちになり、やるせなさを感じることになるでしょう。

たとえ、一緒にいて何かのメリットが得られるとしても、心を許す相手として長く付き合うには問題が多すぎる相手です。


【タイプ3】支配型~パワハラをする人

「なんでこの人、いつも偉そうに私にダメ出しするの?」そんなパワハラ友だちはもういらない
「なんでこの人、いつも偉そうに私にダメ出しするの?」そんなパワハラ友だちはもういらない
常に「パワハラ」(パワー・ハラスメント)的な扱いを受けているのに、我慢して付き合っていませんか?学生時代からの先輩後輩の仲だから、前の会社の上司だから、グループの中心的存在だから、という理由でずるずると支配―隷属の関係を許してしまっていませんか?

ズバッと人を傷つけるひどい言葉を言ったり、「あなたなんてどうせダメ」と仲間を認めなかったり、自分がいかに優れているかを滔々と自慢する人と付き合っていても、楽しいでしょうか?何かいいことがあるでしょうか?

隷属的立場に慣れてしまうと自尊心が摩耗し、仕事やその他の人間関係でも自信が湧かなくなってしまいます。支配的で威圧的な言葉がいつまでも影響力を持ち続け、その言葉通りに自分を解釈するようになってしまいます。

自分への自信を取り戻すためにも、パワハラタイプの人との付き合いは早めに見直した方がよいでしょう。


次のページでは、距離を置くべき【タイプ4】依存型と【タイプ5】営利型についてご紹介します。>>次のページへ
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