睡眠時間は、無駄な時間ではなく、体と心のメンテナンスをする時間です |
短い時間で頑張っています
グッスリ眠って、スッキリ起きていますか? |
2005年の国民生活時間調査によると、年代別で平日の睡眠時間がもっとも短いのは、30才代の7時間4分でした。
その後、年齢とともに睡眠時間が長くなりますが、50歳代でも7時間9分。30才代との差は、わずか5分しかありません。
私たちが毎日、眠くなるのは、単に脳が疲れて休むからではありません。脳の 睡眠中枢 が、強制的に他の部分の働きを止めるから眠くなるのです。この睡眠中枢の働きも、体のほかの機能と同じで、年齢とともに老化してきます。
しかし、平日の睡眠時間を見る限り、50才代の方は老化に打ち勝って頑張っていると言えます。この年代の 睡眠力 は、まだまだ若い者には負けていません。
質の低下は、しかたがない?
健康な人でも、一晩に10回ほど目覚めています。ただ、覚えていないだけなのです。 |
夜中に起きてしまうことを 中途覚醒 と言います。中途覚醒が少ないほど、質の良い睡眠をとっていることになります。一晩の睡眠の間に中途覚醒が起こる割合は、30才代でわずか3.4%だったのが、50才代では10.3%と、3倍に増えてしまいます。
また、寝床にいた時間に対する実際に眠っていた時間の割合である 睡眠効率 は、30代まではほぼ100%ですが、40代から低下して、60代以降では70~80%に下がってしまいます。これには中途覚醒だけでなく、寝つきの悪さや早起き傾向も、関係していると思われます。
さらに、睡眠力 が衰えてくると、眠りの深さにも変化が現れます。総睡眠時間に占める深い眠りの割合は、30代で21.4%だったのが、50代では17.4%に減ってしまいます。70代の1.8%に比べれば、50才代はまだグッスリ眠れてますが、睡眠の質の低下は否めません。
どの年代でも言えることですが、睡眠力を補うためには、睡眠の環境を良くしたり、生活の習慣を改善したりするのが最も重要です。「理想的な寝室を作る! 光と音のテクニック」 や 「今日からできる! 快眠のための4つのコツ」 を参考に、できることから始めてみましょう。
次のページ では、効果が実証されている良い睡眠のとり方を、ご紹介します。
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【 関連サイト集 】
「 快眠度チェック 」
「 寝つきが悪い 」
【 おすすめ書籍 】
「 病気にならない睡眠コーチング 」
■ 睡眠に関するさらに詳しい情報は、睡眠・快眠ガイドサイト をご覧ください。
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