睡眠/理想の睡眠時間・睡眠不足対処法

6つのルールでグッスリ眠る!刺激制御療法(4ページ目)

不眠症に対して行なわれる、薬を使わない治療法の中で、確実性が最も高いと認められているのが「刺激制御法」です。不眠でなくても、効率の良い睡眠を目指している人は、必見です!

坪田 聡

執筆者:坪田 聡

医師 / 睡眠ガイド

前のページでは、眠くなるまで寝室に入らないこと と、朝は同じ時刻に起きること について説明しました。ここでは、日中に気をつけること を解説します。


日中は、居眠りや昼寝をしないでおきましょう

居眠り
早くグッスリ眠りたいなら、居眠りは我慢しましょう
上手に昼寝することは、効率的な睡眠をとるために重要なことです。しかし、この刺激コントロール法を行っている間、眠るのは夜だけにしてください。

眠気の強さは、体内時計と睡眠不足の量によって決まります。刺激コントロール法は、眠気が最大限になったところで寝床に入ることを、目標にしています。

ですから、昼寝や居眠りをして睡眠不足の量が減ると、その分、夜に眠りにくくなるのです。とはいえ、体内時計のリズムの影響から、午後の早い時間に眠くなるのは自然なことです。

この時間帯に昼寝しないようにする対策が、「3時のおやつ」です。ブドウ糖を含んだお菓子などで脳のエネルギー源を補ったり、お茶やコーヒーを飲んでカフェインを摂ったりすることは、午後の眠気対策として理に適っています。


今回ご紹介した 刺激制御法 は、特に、寝つきが悪い人や睡眠の途中で目が覚めてしまう人に、効果があります。また、不眠を治そうとする本人の強い意志が、重要な成功のポイントとされています。しっかりとした目的意識を持って、挑戦してください。

さらに、「『睡眠日誌』で良質な短時間睡眠を実現!」でご紹介した 睡眠時間制限法 と併せて行うと、効果倍増です。お試しください。

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