第1位: うつ伏せ寝枕 「ピロー・オハラ」
ベッドに枕がたくさんあると、ちょっとリッチな気分になれますね |
でもそれは、ちょっと誤解があります。うつ伏せ寝はあお向け寝よりも深く眠れるので、脳の未発達な赤ちゃんが、息を忘れるほどグッスリ眠ってしまうことが危険なのです。
逆に大人があお向けで眠ると、舌がノドに落ち込んでイビキや無呼吸の原因になりやすく、その結果、不眠だけでなく高血圧などの生活習慣病になることがあります。さらにあお向け寝は、肩こりや腰痛、脳卒中の原因の1つとも考えられています。
私もお酒を飲んだ夜は、鼻の奥からノドが腫れて、よくイビキをかきます。そんなときは呼吸が楽になるように、自然とうつ伏せになって寝ています。でも、普通の枕では高すぎて首が反ってしまい、翌日、寝違いの痛さで目が覚めてしまいます。また、体の下になった肋骨や足の指を痛めることもありました。
そんな不満を解消してくれるうつ伏せ寝用の枕が、「ピロー・オハラ」です。「生きかた上手」の著者で、聖路加国際病院理事長の日野原重明先生が考案して、 ヒューマングローブが販売しています。日野原先生ご自身も、健康のために、うつ伏せで眠っているそうです。
頭用とお腹用、足用の3つの枕に分かれているのが、「ピロー・オハラ」の特徴です。頭用の中身は羽毛なので、低ければ2つ折や3つ折にして、自分の好きな高さで一番ラクな姿勢をとりましょう。
お腹用枕は、胸の辺りからお腹にかけて、並べて使って下さい。女性は胸部分に枕を当てると、腹式呼吸が楽に出来ますよ。足用枕は、両足ではさむとリラックスでき、疲れもやわらぎます。また、椅子の腰当てに使うと、腰痛の予防にもなります。
サイズは、頭用とお腹用が 51X90 cm、足用が 44X62 cmです。頭用の詰め物はホワイトダックダウン 50%、おなか用と足用は、マイクロファイバーポリエステル 100%です。お値段は枕3種類が1組で28,500円ですから、ボーナスで自分へのご褒美として買ってみては如何でしょうか?
ちなみに枕の名前「ピロー・オハラ」は、日野原先生お気に入りの名著「 風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラの様な、明日に向かって懸命に生きる人が、今日の疲れを忘れて輝く明日への良い眠りを創り、心地よく休んで欲しいという気持ちから命名されたそうです。
最初のページではミュージック・ピロー「 PCR-PL30 」と流体力学枕「アルキメデス」を、次のページでは旅行用枕「トランジット・ピロー」と入眠リズムピロー「ほたる」もご紹介しています。よろしければ、ご覧下さい。
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