運動と健康/リハビリ・介護予防

美と健康は紙一重! 見た目も若返る健康法(2ページ目)

あなたはおいくつに見られますか? 健康でイキイキとしている方は実年齢より若く見られます。若々しく身体を保つアンチ・エイジングは、そのものが健康法のひとつです。

執筆者:吉國 友和

若く見えるためには、3つの大きなポイントがあります。「肌のツヤ、お腹のたるみ、心の若さ」です。それぞれの鍛え方を以下でご紹介します。ここから述べるアンチ・エイジングは「若く見られる」という外見だけの改善法ではなく、あくまでも全身を若く保つことで健康の維持につながることをお忘れなく!


つやつや肌を取り戻してマイナス10歳

ある人を見て「この人、若いな」と思うのは、やはり見た目、特にお顔の第一印象です。それだけに、しみやそばかすがあると実年齢よりも老けて見られたり、場合によっては不健康に見られたりすることがあります。できてしまったしみ、そばかすは外用クリームだけでは不十分です。ビタミンCを十分に摂取することで体の中からお肌を若返らせましょう。

●ビタミンCは1日で200mgを目安に
ビタミンCはしみの原因となるメラニンの生成を抑える他、肌の潤いを保つためのコラーゲンが作られるのに関与しています。体内に蓄積できないものですので、毎日かかさず施主する必要があります。日本人の成人に必要なビタミンCの1日あたりの量は100mgとされ、現代人の一般的な食生活では不足することはないと言われていますが、目安としては少なくとも1日で200mg程度を摂りたいところです。ビタミンCを豊富に含む食材の代表はアセロラ(100gあたり1700mg)ですが、あまり食卓に並ぶことはないですね。一般的な食材では、ブロッコリー(100gあたり140mg)、キウイ(100gあたり69mg)などですが、ブロッコリーを茹でた場合にはビタミンCは3分の1程度にまで低下してしまいます。なおビタミンCは過剰に摂取しても不要な分は尿中に排出されますので、どうぞご安心ください。

●コラーゲンの摂取は肌に良い?
コラーゲンたっぷりのクリームを使っているから私は安心……と思っている方、いらっしゃいませんか? コラーゲンは皮膚からはほとんど吸収されませんので、外用で使用してもあまりメリットはありません。また、コラーゲンは蛋白質であるため、摂取した場合は体内で消化されます。アミノ酸にまで分解されて吸収されますが、吸収されたアミノ酸は必ずしも皮膚にだけ使用されるものではありません。残念ながらコラーゲンそのものを摂取しても、それだけではお肌の潤い効果はないようです。ただし、バランスの良い食事をとることで、コラーゲンは体内で十分に生成されますので、コラーゲンも含めて、様々な栄養素を摂取することを心がけましょう。

以前若年層を中心に日焼けが流行していましたが、日焼けをすることによって肌の老化は促進され、しわも確実に増えてしまいます。陽の光によってビタミンDが活性化し、骨を強くすることは事実ですが、少なくとも50代の方であれば極端に閉じこもることのない限り、日常生活のうえで必要だけの太陽光は照射されていますから、あえて素肌を紫外線にさらすことは意味がありません。ちなみに雨や曇りのように紫外線が弱いときでも30分程度で1日に必要なビタミンDは活性化されます。皮膚がんから身を守るためにも、日傘や紫外線を防ぐクリームを使って、肌のトラブルをしっかりと予防しましょう。ゴルフをするお父さんも日焼け止めクリームは必携です!

次のページで更にアンチエイジングの実践方法をご紹介します。
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