運動と健康/運動のメリット・運動時間・強度・頻度

一日30分の運動習慣で人生が変わる!?(2ページ目)

もう一つの「ニート」って知っていますか?今回は「一日30分の運動習慣で人生が変わる!?」をお届けします。

山田 恵子

山田 恵子

女性の健康 ガイド

医師

東京大学医学部卒業。整形外科専門医、認定産業医。東京大学医学部医療情報経済学、ハーバード大学研究所客員研究員等を経て、東京大学医学部附属病院整形外科。ロコモチャレンジ!推進協議会委員。研修医や救急医療でのハードワークで体を壊してしまった経験を含め、現代社会で頑張る女性に役立つ健康情報をお届けします。

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何はともあれ「体を動かす」のが大事

マメが大事
マメが大事。
一日350kcal消費エネルギーを増やすことができれば、それだけで、摂取カロリーはそのままでも一年で15kgまでも痩せることができるだろう、と考えられます。

そこで、オススメは「一日30分の運動習慣」。一日のなかであわせて30分でいいので、体を動かすようにしましょう。階段の上り下り、歩く、荷物を運ぶ、犬のお散歩、お子さんと遊ぶ、はたまた洗車なんていうこともカウントしてOK。とにかく立ったり座ったりして体を動かすことをイメージしましょう。

そして慣れてきたら、次の目標は、厚生労働省が、「これだけ運動すれば生活習慣病になりにくいといえる」といわれる運動量をだしていますので、そこまでトライしてみてはいかがでしょうか。
健康づくりのための運動指針2006~生活習慣病予防のために~<エクササイズガイド2006> 厚生労働省ホームページより

これは、「1ex(エクササイズ)」という単位を作って、ある運動量に達するために運動ごとにどれくらいの時間をしたらいいのかを示したものです。一応一週間に必要なのが23エクササイズで、4種類以上を組み合わせることということになっています。

例えば「1ex」=自転車なら15分、階段なら10分、ゴルフなら15分、歩くなら20分といった具合です。まあ、23エクササイズといわれると多い気がしますが、一日に直すと3エクササイズですので、それならできそうな気がしますよね。

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特にデスクワークの方は、一日30分の運動を意識するだけで腰痛、肩こり、頭痛など、体が硬くなっておこる症状も緩和されると思います。また簡単なリズムの運動をすると心を安定させるホルモン「セロトニン」」も増えると言われています(ただしやりすぎで疲れるのはNG)。ストレス対策にもなりますよね。

うまく運動を生活に取り入れて、元気な毎日を過ごしましょう!



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