食と健康/旬・季節の食事の食べ方・レシピ

旬のビワで、新生活の疲れを癒そう

新生活の疲れが出やすい時期ですね。旬を迎えたビワは、β-カロテンやクエン酸が豊富で、抵抗力を高め、疲労回復などに役立ちます。

南 恵子

執筆者:南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康ガイド

ビワは、ハウス栽培のものも増えつつありますが、露地物は5月~6月の限られた期間のみ楽しめる、今では珍しく季節性のある果物です。β-カロテンやクエン酸が含まれるビワは、新生活がスタートし、疲れも出やすい時期におすすめです。

<CONTENTS>
  • 抗酸化作用の高いカロテノイドが豊富……P.1
  • 民間療法で利用された葉や実の薬効……P.2

    疲労回復にビワがおすすめ

    イチゴ
    ビワに含まれるβ-カロテンはピーマンの2倍
    新しい環境でストレスも感じられたり、また紫外線が強くなってくる今の時期は、活性酸素も増えて疲れやすくなります。

    ビワに含まれている栄養素や成分で特徴的なことは、カロテノイドというファイトケミカルが多いことでしょう。ファイトケミカルは、活性酸素を除去する抗酸化作用が注目されています。

    抗酸化作用の高いカロテノイドが豊富

    ビワの果肉のオレンジ色は、カロテノイドという色素によるもので、カロテノイドの含有量が多ければ色が濃く、含有量が少なければ薄くなります。ビワに含まれているカロテノイドには、β-カロテンと、β-クリプトキサンチンなどがあります。

    β-カロテンは、体内で必要とされる分だけビタミンAに変わり、粘膜などを守って抵抗力を高める働きがあり、生活習慣病を引き起こしたり、疲労の原因となる活性酸素を除去する作用があります。緑黄色野菜にはβ-カロテンが多く含まれていますが、100g中に含まれるβ-カロテンを比べると、ビワ810μgに対してはピーマンは400μgで、約2倍も多く含んでいます。

    またβ-クリプトキサンチンは、近年アルコール性肝障害の予防や、ガン予防などの機能性に注目されています。β-クリプトキサンチンは、温州ミカンには1900μgとたいへん多く含まれていることで知られていますが、ビワにも600μgと他の果物と比較して多く含まれています。

    他にも、抗酸化成分としては、ポリフェノールのタンニンや、クロロゲン酸なども含まれています。皮をむくと、すぐに茶色になってしまうのは、このポリフェノールのためです。

    鮮度のよいものを早めに食べ切る

    ビワの実は、メロンのように収穫後の追熟はされせんから、できるだけ新鮮なものを求めて、早く食べてしまうことがポイントです。実はふっくらとして、皮に張りがあり、産毛が取れていないものが良いでしょう。冷やしすぎると甘味が落ちるので、食べる2時間前に冷やすようにましょう。

    じつはビワの薬効は、実よりも葉の方が多く、古くから民間療法や漢方として活用されていました。そのお話は次のページで・・・・>>
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