<CONTENTS>
- イギリスで日本製ひじきに無機ヒ素検出……p.1
- 日本での反応は……p.2
- ヒ素を排出する食べ合わせにセレ二ウム……p.3 他の食べ物も危険はいろいろはらんでいる……p.3
日本製ひじきに無機ヒ素が含まれていると、イギリスで発表されました。 |
イギリスで日本製ひじきに無機ヒ素検出
7月28日、イギリス食品規格庁(Food Standard Agency; FSA)は、日本から輸入されたヒジキの中に、発がん性が指摘されている無機ヒ素が高い濃度で含まれているとして、英国民にヒジキを食べないよう勧告を出しました。FSAは、英国内で市販されている海藻類のうち、ヒジキやワカメ、昆布など5種類31サンプルについて、毒性検査しました。その結果、ヒジキの全サンプル9銘柄から(すべて日本製)無機ヒ素が見つかり、他の4種類には見られませんでした。
ひじきだけに毒性の高い無機ヒ素が含まれていた!
具体的には、ヒ素はそれら全ての海藻類に含まれていたものの、そのほとんどが毒性の低い有機ヒ素で、無機ヒ素が検出されたのはヒジキのみだったのです。売られている状態のヒジキに含まれる無機砒素の量は、平均77mg/kgで、水洗いした後の濡れた状態では、平均11mg/kgでした。なおFSAでは、これまでに時折ヒジキを食べたことがあったとしても、「ガンの発症リスクが著しく高まっているとは思われない」としていますが、今後、ヒジキの販売規制について欧州委員会と検討する可能性があります。
この検査は、3年前にすでにカナダで同様の結果が出たことを受けて実施され、カナダではすでにヒジキの摂取を避けるよう行政指導が行われているそうです。
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