この発表で、当然いろいろな意見が出ています。ひじきは、低カロリーでカルシウムや鉄分が多く、ヘルシー素材として注目されていました。毎日貧血予防に食べていたという人は、ショックを受けられたことでしょう。この件で、「100%大丈夫です!」と言いいきる勇気は誰もないし、今の時点では言えないことだとと思います。

厚生労働省の発表は、多量にたべなければ大丈夫

厚生労働省は、体重50kgの人なら、1日当たり4.7g以上を連続して食べなければ、世界保健機関(WHO)が規定する15μg/kg体重/週(体重50kgでは1日当たり107μg)を超えることはないとしています。

国内生産量と輸出入量などから国民1人当たりのヒジキの摂取量は1日当たり0.9g程度と推計されるので、多量に摂取するのでなければ、問題ないのではないか(食品安全部)」ということです(厚生労働省の「ヒジキ中のヒ素に関するQ&A」はこちらへ)。

流通も「普通に食する量なら大丈夫」

ですが食卓で出される量から考えると、水に戻した状態では30~90g程度になるので、大丈夫なのかと不安もありますよね。例えば、「コープながの」では、このように公表しています。

(~略~)
またヒジキは長年食されていますが、ヒジキと関連した健康被害が報告された例はないようです。したがって、まだよくわからないメカニズムによってヒジキ中のヒ素が無害化されている可能性もありますが、過剰な量のヒジキを食べつづけた場合の健康影響については否定できません。

したがって、普通の食生活をする限り、ヒジキ中のヒ素についての心配は要らないと考えますが、食べ過ぎないようにした方がよいと考えます。(~略~)

専門家からは「妊婦・幼児は避けるべき」との声も

また一方で、大人が普通に食べる分にはよくても、「無機ヒ素は胎盤を容易に通過するため、妊娠女性が摂取すれば速やかに胎児に移行する。動物モデルを用いた実験で、無機ヒ素には催奇形性があるほか、胎児に脳障害を引き起こすことが判明している」と指摘する専門家もいます。以前にも妊婦は、魚に含まれる水銀が
胎児に影響を与えるとして、メカジキやキンメダイの摂取を控えるように勧告した例もありますから、妊婦さんは気をつけた方がよいかもしれません。

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