もともと薬として利用されていたごぼう

ごぼうは、もともとは中国から薬用として伝えられましたが、日本ではごぼうを食用として品種改良されました。このごぼうを食べているのは世界中で日本だけで、欧米人にとっては「木の根を食べる??」と驚かれるのだとか。

でも、現代人の食生活は、昔の食生活と比べると食物繊維が不足しがちです。厚生省による目標摂取量は1日あたり成人で20~25g。ところが、日本人の食物繊維の1日平均摂取量は、14.6g(2001年国民栄養調査)です。

ごぼうの食物繊維の働き

ごぼうはカボチャの3倍の食物繊維を含んでいます。ごぼうに含まれる食物繊維は、水溶性食物繊維のイヌリン、不溶性食物繊維のヘミセルロース、リグニンなどです。

どちらの食物繊維も、胃腸で消化吸収されずに便秘を改善してくれますが、特にヘミセルロースやリグニンなどの不溶性食物繊維は、肉と比べて数十倍の水分を吸収して便のカサを増やし、腸に刺激を与えることで便秘を改善します。

水溶性食物繊維のイヌリンには悪玉コレステロールを排出する働きや、血糖が急激に上昇を抑える働きがあり、動脈硬化や糖尿病の予防に役立ちます。
また腸内の善玉菌の餌となり、善玉菌が増えることで腸内環境がよくなり、免疫力を高めることにもつながります。

新ごぼうの香りには活性酸素を抑える働きがある

最近では、ごぼうに微量に含まれているリグニンには、ガンの発生を抑制する作用があるという報告があります。また香りの高い新ごぼうですが、この香りの成分には活性酸素の抑制効果があります。この活性酸素は、ガンやアレルギーなどを引き起こす原因と言われています。

新ごぼうの健康パワーを生かす調理のポイント
●これらの作用を持つ食物繊維や香り成分は、皮の部分に多く含まれるので、できるだけ皮はむかずに、タワシでさっとこする程度で調理した方がよいでしょう。
●リグニンは、ごぼうの切り口から多くでるため、ささがきという切り方は、リグニンの効果を高める切り方と言えます。

ごぼうには、カロテンやビタミンCなどがあまり含まれていませんので、緑黄色野菜のパセリをたっーーーぷりのせました。パセリの代わりに、刻んだ青ネギをたっぷり添えてもよいでしょう。

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