仕事環境についても、インターネットさえ整っていればどこでも起業ができると思われがちですが、守秘義務の遵守などほかにも整備しなければいけないポイントがいくつかあります。合わせて確認していきましょう。
SOHOの自宅リビング、個室型
自分が一番仕事がしやすい環境とは。職種や個性にあわせて考えてみましょう |
■メリット
- 家賃を経費として申告できる(持家の場合は異なる)
- 通勤がない
- 家事、育児、介護などと両立しやすい
- 仕事の情報が家族に伝わりやすい(守秘義務契約違反)
- 打ち合わせスペースが自宅になってしまう
- 電話に家族が出るなどビジネスイメージが薄くなる
- 賃貸や社宅の場合、法人登記ができない可能性が高い
- 仕事場として自宅を公開しなければならない
パソコンの管理も徹底しましょう。企業秘密だったデータがネット上に漏洩した例では、作業を行っていた本人ではなく、大学生の息子がそのパソコンを使用したために起こったケースもあります。仕事で使用するパソコンは、家族のパソコンと独立させパスワードなどをかけるなど、管理を徹底しましょう。
個人事業主ですから、自宅を仕事場として公開しなければいけないことになります。プライベートな場所をネット上や得意先に公開したくない場合は、「住所」や「電話番号」だけを借りるバーチャルオフィスサービスもありますので利用してみましょう。
賃貸SOHOオフィス型
自宅住居のほかに、仕事場所としていわゆる「住居兼事務所」を借りて仕事を行うケース。■メリット
- 仕事とプライベートを分けられる
- 来客対応がビジネスモードでできる
- 好きなインテリアに統一できる
- 固定費として賃貸料がかかる
- 机、椅子など初期投資が必要
【お役立ちサイト】
・SOHOオフィスナビ
東京都内の賃貸オフィス・住居兼事務所で使えるマンションが検索できる。
・レンタルオフィスイエローページ
全国のレンタルオフィスや小規模な事務所向け物件を検索できるサイト。