介護・福祉業界で働く・転職する/介護・福祉業界の仕事

介護の仕事・資格(2ページ目)

介護業界の職場を大きく「入居施設」「日帰り施設」「小規模多機能施設」の3つに分けて、代表的な仕事(職種)と資格について紹介しました。

執筆者:宮下 公美子

在宅介護でのホームヘルパーの仕事

自転車
自分の家から直接利用者の自宅に行ってサービス提供する登録ヘルパーの移動手段はもっぱら自転車
訪問介護事業所で勤務。この仕事に就くには、「ホームヘルパー2級」「ホームヘルパー1級」「介護福祉士」などの資格が必要です。

仕事内容は、利用者の自宅を訪問して「身体介護」や「生活援助」の介護サービスを提供すること。「身体介護」とは、食事介助(食事を食べさせる、食べるのを見守る)、入浴介助(自宅の風呂での入浴を手伝う、入浴するのを見守る)、排泄介助(オムツを交換する、トイレに連れていって排泄の世話をする)など、利用者の体に触れる介護のこと。「生活援助」とは、買い物、調理、清掃、洗濯など、体に触れない介護を言います。

利用者の自宅を訪問して介護するホームヘルパーは、1人の利用者としっかり向き合って介護したいという人におすすめしたい仕事。一方、相談できる上司も同僚もいない利用者宅で臨機応変な対応を求められるため、それをプレッシャーだと感じるかたもいます。ホームヘルパー志望のかたは、自分の適性と志向をよく考えて検討するとよいでしょう。

多くのホームヘルパーは、事業者に登録し、事業者から指示された時間だけ利用者宅を訪問して介護サービスを提供する「登録ヘルパー」です。登録ヘルパーは、勤務時間が不規則で収入も不安定。しかし、登録ヘルパーでスキルを身につけ、実績を積むと安定して勤務できる常勤職にステップアップできる場合もあります。

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