大学、大学院で取得できる資格
(文系出身者を含む)社会人から医師を目指す例は増えており、大学側の受け入れも整備され始めている |
1.受験資格が得られる
所定の大学・大学院を卒業すること、あるいは指定科目を履修することで、資格試験を受験する資格が得られます。最近は社会人や文系大学出身者が学士編入(大学既卒者が医学部2年次・3年次に編入学)を経て医師を目指す例が増えています。
- 医師、歯科医師、薬剤師、社会福祉士、看護師、保健師、助産師、臨床検査技師、臨床工学技師、臨床心理士、新司法試験など
2.資格取得ができる
指定された学校で所定の単位を履修し、卒業すると同時に得られる資格。教員免許は大学で所定の科目と教職課程の単位を履修し、免許取得の所要資格を得れば、卒業と同時に無試験で取得できます。
- 教員免許、保育士、学芸員、司書、測量士補、栄養士、介護福祉士など
3.科目免除がある
指定された学校を修了することで、試験の一部が免除になります。
- 税理士
会計学に属する科目と税法に属する科目の全11科目のうち、5科目に合格すれば取得できます。科目合格制のため、受験者は一度に5科目を受験する必要はなく1科目ずつ受験可能。合格科目が会計学に属する科目2科目及び税法に属する科目3科目の合計5科目に達したとき合格者となります。(国税庁ホームページより抜粋)詳細は改正税理士法の「学位による税理士試験免除」制度のQ&Aフローチャートを参照して下さい。 - 公認会計士
短答式4科目、論文式5科目からなる試験。会計専門職大学院を修了すると、短答式の3科目が免除になります。免除対象になる要件は様々ですので、詳細は公認会計士・監査審査会ホームページを参照して下さい。 - 弁理士
大学院において工業所有権に関する科目を一定数以上取得した修了者は、短答式試験の一部免除があります。平成21年以降にはさらに免除制度の拡大が検討されています。詳細は弁理士試験(経済産業省 特許庁)を参照して下さい。