パワーポイントでの表、グラフの作成方法のコツ
短時間で情報を正確に使えるプレゼンでは、たくさんの情報をいかにわかりやすく伝えるかがポイントです。このようなときに、文字の情報を「表」に整理したり、数値の情報を「グラフ」にしたりすると、文章で伝えるよりもぐんとわかりやすくなります。ポイントは、たくさんの情報を詰め込みすぎないこと。会議の資料などで詳細なデータが必要なときと違い、プレゼン用の表やグラフは、データを限定して見せたいものだけをピックアップするとよいでしょう。また、「背景の写真と立体的な棒で魅せるグラフ」など、グラフや背景にイラストや写真を上手に利用して、聞き手にワクワク感を持たせる演出も効果的です。
PowerPointにも表やグラフを作成する機能が用意されていますが、すでにExcelで作成済みの表やグラフがあるときは、データをそのまま使えます。「Word、Excelとの連携」のカテゴリで探してみましょう。さらに、「アニメーション」のカテゴリには、グラフにアニメーショを付ける操作も紹介しています。
スライドには、表専用のものが用意されている。列数と行数を指定するだけで表が出来上がる |
グラフ専用のレイアウトを使えば、ダブルクリックして表示される専用のシートにデータを入力するだけで、グラフを作成できる |
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