「強調」と「終了」のアニメーションを同時に動かす
今回設定するアニメーションは、最初に左側の円グラフを拡大して表示し、同時に右側の円グラフを一時的に非表示にします。次に、右側の円グラフを拡大すると同時に左側の円グラフを非表示にするというものです。
PowerPointのアニメーションには、「開始」、「強調」、「終了」、「軌跡」の4種類がありますが、スライドに表示されているものを拡大するときには「強調」、スライドにあるものを非表示にするときは「終了」のアニメーションを使います。
まず、左側の円グラフをクリックし、「アニメーションの設定」作業ウィンドウの「効果の追加」ボタンから「強調」-「拡大/縮小」をクリックします。
一覧に「拡大/縮小」が表示されないときは「その他の効果」の中から選択できる |
これで、スライドショーでクリックしたときに、左側の円グラフがじわっじわっと拡大されます。
次に、右側の円グラフをクリックし、「アニメーションの設定」作業ウィンドウの「効果の追加」ボタンから「終了」-「ボックス」をクリックします。
一覧に「ボックス」が表示されないときは「その他の効果」の中から選択できる |
これで、右側の円グラフが中心にすぼまって非表示になるアニメーションが付きました。
ただし、このままでは、左側の円グラフを拡大しても右側の円グラフはスライドに残ったままです。クリックして初めて右側の円グラフが非表示になるのです。
左側の円グラフが拡大されると同時に右側の円グラフを非表示にするには、アニメーションが動き出すタイミングを変更しなければなりません。それには、「アニメーションの設定」作業ウィンドウの一覧から2番目に設定した「終了」のアニメーションをクリックし、上部にある「開始」を「直前の動作と同時」に変更します。
通常は、スライドショーでクリックしたときにアニメーションが動き出す設定になっている |
そうすると、1番目のアニメーションが動き出すのと同時に2番目のアニメーションを動かすことができるのです。