Excelでの文章の折り返し
Wordの場合、改行文字までが「段落(1つのデータのかたまり)」として扱われるので、段落内の折り返しは自動的に行われ、テキストが自然に流れていきます。
折り返しのある文章をExcelで入力する場合、1つの方法として、折り返し位置で文章を区切って、行ごとに入力する方法がありますが、ちょっとした長文になると、折り返し位置を変えるのが大変面倒な作業になります。しかし、Wordと比べると、多少折り返しがあったとしても、Excelの「複雑な箇条書きを作成しやすい点」や、「行の高さを簡単、かつ柔軟に調整できる点」は優れていると思います。
セル内で折り返すメリット・デメリット
もう1つの方法として、セルの書式設定で「折り返して全体を表示する」に設定することで、1つのセルを段落として考える方法があります。これなら、Wordのようにテキストがセル内で折り返されて、自然に流れていきます。
しかし、この場合、「Excelをワープロ的に活用しよう!」も紹介した「行がもぐり込む危険性」があることに加え、テキストの量によっては、上図のようにセルを結合する必要があるので、セルの移動など、セル操作に制限が出てきます。行の高さは、セルの縦の文字の配置を「均等割り付け」にすることで調整できますが、少々不自然です。
行単位で入力する?セル内で折り返す?
これにも一長一短があり、上手に使い分けるとよいと思いますが、どちらか選ぶ話になった場合、経験から「行単位で入力する方法」の方が、総合的に見てExcelの良さを享受できるように感じます。やはり、長い文章を作成するなら、専門のWordにお任せした方が良いです。
>最後に、テキストを罫線で囲む方法について考えてみましょう