この記事では、Excel(エクセル)のセル結合を利用する上での便利ワザをご紹介します!
<目次>
・Excel(エクセル)でセル範囲を一つのセルに結合するには?
・複数のセル範囲を効率的に結合する便利ワザ
・「簡単に」「手早く」セルを結合する方法
・Excel 2003以前のバージョンで「セルの結合」をするやり方
・複数のセルに入力されている文字列を結合させるには?
Excel(エクセル)でセル範囲を一つのセルに結合するには?
まず、結合したいセル範囲を選択して、その上で右クリックし、表示されたショートカットメニューから、「セルの書式設定」を選択します。ショートカットキーで操作したい場合は、「Ctrl」キー+「1」キーを押してください。 表示された「セルの書式設定」ダイアログボックス内の「配置」タブをクリックし、「文字の制御」の「セルを結合する」をクリックします。 「OK」ボタンをクリックして、「セルの書式設定」ダイアログボックスを閉じると……はい!セルが結合されています!
セルが結合された
複数のセル範囲を効率的に結合する便利ワザ
結合したいセル範囲がいくつもある場合、いちいちセル範囲を選択して、「セルの書式設定」ダイアログボックスを表示して、「セルを結合する」をクリックして……といった作業を繰り返すのは面倒ですね。そこで、結合したいセル範囲をまとめて選択しておいて、セル結合の操作を1回で済ませる方法をご紹介しましょう。
通常、セル範囲を選択してから、別のセル範囲を選択しようとすると、選択されていた状態が解除されてしまいます。

セル範囲を選択してか別のセル範囲を選択しようとすると、選択されていた状態が解除されてしまう

一気に複数のセル範囲をまとめて結合できた
Excel(エクセル)で「簡単に」「手早く」セルを結合する方法
Excel(エクセル)のセルを結合する手順はご理解頂けたと思いますが、実は、これらの操作をもっと簡単に手早く済ませる方法があります。実は、Excelには「セルの結合」ボタンがあるのです。「セルの結合」ボタンは、「ホーム」タブの「配置」グループにある「セルを結合して中央揃え」の「▼」ボタンをクリックして表示されるボタンの中にあります。結合したいセルを選択したあと、このボタンをクリックするだけでセルを手早く結合できます。その下に「セル結合の解除」ボタンをあるので便利です。

「セルの結合」ボタンを使う
「セルを結合して中央揃え」ボタンを使う
セルが結合されたあと、結合後のセル幅内で、データの配置が横位置の中央揃えに設定されます。
「セルを結合して中央揃え」ボタン
「横方向に結合」ボタンを使う
セルを行単位で結合します。選択したセル範囲内を一気に行単位で結合できるので、セル幅を狭めて方眼紙状にしたワークシート内に表を作成する場合などに便利です。
「横方向に結合」ボタン
Excel 2003以前のバージョンにおける「セルの結合」ボタンについて
Excel 2003以前のバージョンの場合、「セルの結合」ボタンなどは通常の設定でツールバー等に表示されていません。「ツール」メニューの「ユーザー設定」から、次の手順で表示させることができます。 表示された「ユーザー設定」ダイアログボックスで、「コマンド」タブをクリックし、左側の「分類」の一覧から「書式」を選択します。そして、右側の一覧を見ていくと……「セルの結合」ボタンがありました!しかも、親切に「セルの結合の解除」ボタンまであります!
※ドラッグ&ドロップとは、操作の対象をクリックして、左ボタンを押したまま、目的の場所までズルーッとマウスで移動し(ドラッグ)、目的の場所の上で左ボタンを離す(ドロップ)操作です。

さぁ!表示したボタンを使ってみましょう!結合したいセル範囲を選択して、「セルの結合」ボタンをクリックします。

いかがでしょうか? 操作がとても簡単になりましたね!
表示したボタンを消す方法
ツールバーに表示したボタンを消す手順は次の通りです(Excel2007以降では、セルの結合ボタンは常に表示されているので、消去はできません)。「ツール」メニューの「ユーザー設定」を選択します。

「ユーザー設定」ダイアログボックスが表示された状態で、表示したボタンをツールバーの外へドラッグ&ドロップします。

「ユーザー設定」ダイアログボックスを閉じて操作終了です。

複数のセルに入力されている文字列を結合させるには?
Excel(エクセル)で複数のセルの値(文字列)を結合するときは、CONCATENATE関数を使います(Excel2016からは「CONCAT関数」と名称が変わっています)。こちらの記事では、結合するセルの範囲を指定する効率的な入力方法、改行の含め方、空白スペースやカンマの含め方などを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
参考記事:CONCATENATE関数の使い方~文字列結合の関数