新時代のリーダーは支援型
組織コミュニケーション構造はインターネットの出現により、この10年間で劇的に変わりました。組織構造も階層型からネットワーク型に移行し、その前提でリーダーの要件を考えていく必要があります。以前はカリスマ性がある専制君主型のリーダーが象徴的で、ピラミッドの上部に経営者、中間に管理職、下部に第一線の社員が位置付けられていました。その下に、マーケット(お客様)が位置付けられている図(下図)が一般的でした。マーケットと最も遠い位置にある経営者が、トップダウンで指示命令すること自体違和感があります。
リーダーが「専制君主型」の組織コミュニケーション構造
リーダーが「支援型」の組織コミュニケーション構造
経験豊富なリーダー(管理職)は、第一線のスタッフが解決できないようなことを対話により支援していくイメージ。現在、一部の企業で取り組まれているコーチングはこれに該当します。
リーダーとメンバーが対話することで納得が生まれます。従来のスタイルは上から下りてくる目標、つまり「強制目標」です。対話により合意形成が図られた目標は「納得目標」であり、やる気・モチベーションという観点で「強制目標」よりも約3倍高いと言われています。
皆さんもキャリアを開発する上で不可欠なリーダーシップ力を確立するように心掛けて下さい。