能力開発は主体的に行うもの
年末年始には、能力開発のテーマを設定しよう! |
これからは会社に依存することなく、自分のビジョンや目的を踏まえ、主体的に能力開発をすることが必要です。そういう意味では、外資系に勤務される社員の方が、自ら選択して主体的に能力開発に励む方が多いものです。それは自らを商品として捉え、どうすれば市場で高く売れるかを常に考えているからです。そして、「オープンマーケットでの市場価値」ということを念頭に入れ、能力開発をしています。
能力開発の方法として、リーダーシップ、マネジメント、プレゼンテーション、異文化適応、モチベーションなどなど、何か1つ年間テーマ設定し、集中的にスキルアップを図るといいでしょう。
では、能力向上のエンジン(原動力)とは何でしょうか? 技(スキル)を獲得する前提として、心(マインド)が重要です。心とは志(ビジョン)です。自分がこうありたい、こうしたいという、強い信念や理想が能力獲得への推進力となります。
こういったビジョン策定を概念化能力と言います。概念化、つまり、具体的にイメージする力により目的が明確化されます。目的が明確化されると、その目的を実現することに注力でき、自ら主体的に必要な能力開発に取り組んでいくことができます。
能力データを分析すると、ビジョンが明確になれば、特に情報収集能力や時間管理能力が飛躍的に向上します。情報や時間は今や重要な経営資源です。「情報や時間を制するものは人生を制する」といっても過言ではありません。
100年に一度と言われる未曾有の不景気にある今日、この状況を打破するためには、変革型リーダーが必要です。これからの時代に向けた新しいリーダー像について考えていきましょう。