「SOHO」スタイルで働くこと
「SOHO」とは、Small Office Home Officeの略。自宅を事務所として働く「個人事業主」のことです。ただし、この呼名は近年、新しく作られた言葉。実際は、「在宅ワーク」「テレワーク」など、様々な呼名で呼ばれています。このページでは、「SOHO」という言葉の意味にこだわらず、「個人またはグループで、在宅で仕事を請負っているワークスタイル」という少し視野を広めた見方で、ガイドを行います。この自宅を事務所として働くスタイルの背景には、急速に発達した情報化社会があります。身近な例でお話をすると、
新しい扉をパソコンから開こう! |
■スマートフォンやモバイル端末など連絡手段が多様に。
■カフェなどでも通信が可能に。
■パソコンが安価で購入可能。
■インターネットが普及し、情報量や回線速度がアップ。
ここまでご説明すればわかるように、情報化社会の発達は、私たちの身近な生活シーンの中で実体験として感じることができますね。
この利点をうまく活用した働き方が、自宅で仕事をするSOHOというワークスタイルです。当初は、プログラマーやデザイナーといった職種がメインでしたが、今は様々な職業や環境の方が、いろんな方法で働いています。そしてその可能性は、今後益々、進化発展していくといえるでしょう。
ただ、残念なのは「小さな子どもがいてもOK。自分の好きな時間に仕事ができて、高収入」と、一部マスコミが大きく宣伝したため、誤解を招いてしまい、多くの方が悪徳内職商法に騙されるといった事件も起こっています。インターネットでの情報収集が盛んになった今日でも、悪徳業者が、あの手この手で消費者を騙そうとしているのは、変わりません。これからSOHOスタイルを始めようと考えている方は、この事実があることも頭の隅にメモしておいて下さい。
では、次のページで、実際のSOHOワーカーやクライアントの声を、みていきましょう。