戦国武将に学ぶシステム作りNo11

武田晴信 砥石城を攻める

武田晴信 砥石城を攻める
武田晴信 砥石城を攻める
武田晴信(信玄)は上田原合戦で板垣信方、甘利虎泰らの「宿老」を失ってしまいましたが、ようやくその敗戦から立ち直ることができました。

おりしも宿敵・村上義清は高梨政頼と小競りあいをしていました。そこで晴信(信玄)は砥石城を攻略し、上田・小県(ちいさがた)を押さえてしまおうと考えました。砥石城を破れば、地蔵峠を越え、村上の本拠地の背後へ迫ることができます。砥石城は村上義清にとっても重要拠点でした。

「殿、いよいよ砥石城攻めですな。」

晴信はうなずきながら命を出します。
「砥石城は小城ではあるが、東西は崖に囲まれ、名前通り砥石のごとき南西の崖から攻め入るしかない。鬼美濃、横田、まずは城の様子などを探ってまいれ。」

「はっ。」

「真田幸隆、そなたの生まれ故郷の土地じゃ、側面から工作をはかれ。」

「かしこまりました。」

砥石城は米山・砥石・本城・枡形の4城からなり、複雑に城塞が構成されていました。武田晴信の命を受けた鬼美濃(原虎胤)、横田備中守高松は砥石城付近に至り、2日間注意深く敵情を視察、報告します。

報告を受けた武田晴信は砥石城に進み陣を据え、いよいよ砥石城攻めが開始されました。

「ものども、武田の力を力を見せてやれ、かかれ!」武田晴信の下知が飛びます。

砥石城攻めに届いた知らせ

砥石城攻めに届いた知らせ
砥石城攻めに届いた知らせ
真夏の城攻めのため、まずは城の水の手を断ち切ります。城攻めが続きますがなかなか城は落ちません。

「殿、さすがに難攻不落の城、なかなか落ちませんな。ここはいったん引いてみるのも肝要かと。」このままではなかなか城が落ちないとみた山本勘助が進言してみました。

「勘助、何を言っておる!まだまだ、力攻めが足りぬ。もっと押し出せ。」勘助を叱り飛ばし、さらに力攻めするよう晴信の命が下ります。

しかし勇猛な武田軍が攻撃しても20日間びくともしません。真夏の攻めの中、水の手を断った砥石城に水の蓄えがあるはずはありませんが、村上軍は持ちこたえています。

砥石城は登路が限られ深入りしすぎると退路を断たれる地形になっていました。この城塞を巧みに利用して村上軍は戦っていました。

その時、武田晴信の陣中に驚くべき、知らせが届きます。

争っているはずの村上義清と高梨政頼が和睦し、武田方についた寺尾氏の城を攻撃しているという知らせです。

知らせを受け急遽、武田軍で軍議が開かれます