「企業のIT導入」に関わる「トリビアの泉」第三段です。。今回は昔のパソコンに関する「トリビアの泉」を紹介します。
■データ保存はカセットテープがあたりまえだったPage1
■NECのPC8001を完成させたのはパソコンマニアPgae2
■「USO800」というパソコンが企画されたことがあるPgae3



データ保存はカセットテープがあたりまえだった

皆さん、外部記憶装置といったら何を連想しますか?
データ保存はカセットテープ
データ保存はカセットテープ

CD-R、USBメモリー、外付けハードディスク...などなど

今ではたくさんの媒体があります。ところが今から25年ほど前、データはカセットテープに録音して保存していました。

当時32Kバイトというちょっとしたプログラムの保存に15分録音のカセットテープが必要でした。そのためパソコンショップ店頭には、15分の生カセットテープがパックで売られゲームなどもこの15分テープの形で販売されていました。

現在ではフリーのゲームソフトでも容量がメガ(10の6乗)の単位ですので、記録しようとすると15分カセットテープが1000本必要な計算となります。
Lkit16:データの保存はカセットテープ
Lkit16:データの保存はカセットテープ

またパソコンと言う言葉はなく、マイコンと呼んでいました。現在とはだいぶ形状も異なり、基本的にボード(基盤)で売られていました。

写真はパナファコム株式会社(松下と富士通が合弁で作った会社で現在はPFU株式会社)のLKIT-16という16ビットマイコンです。このマイコンにはプリンタ、テレビ、カセット、テレタイプへつなぐインターフェースがついていました。

ソフトウェアはBASICとアセンブラが使え、キーボードにはアルファベット、数字、記号が並んでいました。アルファベットはABC順です。主記憶装置が0.5K語という貧弱な容量で本体価格が98,000円。別に電源が17,000円でした。

カセットテープでプログラムを保存する

マイコン雑誌には16進数でゲームプログラムのコードが載っていました。これを忍耐強くコンピュータにひたすら入力して遊びました。遊ぶ時間よりも入力時間の方が長いのが実態でした。

電源を落とすとせっかく入力したプログラムが消えてしまうので、これをカセットテープに保存します。コンピュータはデジタルですが、カセットテープはアナログです。そこで音に変換して保存します。

プログラムを読み込む時は反対にテープを再生すると「ぴーひょろひょろ」という音が流れてコンピュータにプログラムが入っていきます。FAXを電話で聞いている感じに近い音です。
ラジオからプログラムが
ラジオからプログラムが

ところが少し長いプログラムですと『テープ・リード・エラー』 がよく発生しました。こうなるとまた最初からやり直しです。15分テープならコンピュータの前で『エラー出るな!』と念じながら15分間、画面を見ながらひたすら待ちます。エラーが出たら、また15分待つことになります。

当時、テレビやラジオでマイコンの番組が放映されていました。番組の最後に 「今日学習したプログラムを今から流しますから録音準備してください」と案内があり、これをカセットテープに録音してコンピュータで読むと、ちゃんと動きました。何とも牧歌的な時代でしたね。

フロッピーは既に登場していましたが大きな8インチサイズで、20万円近い価格でした。とても手が出せる価格ではありませんでした。

1978年のマイコン雑誌にフロッピーについて書かれた記述があります。
『フロッピーは片面しか記録できなかったのがようやく両面で使用できるようになってきた。ただフロッピーはガタガタ揺れるような環境やゴミの多いところでは使えず信頼性も悪いし、大体値段が高すぎる。当分はカセットテープだな』  今では考えられないような時代です。

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