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ブログで明かしていない?会社の秘密(2ページ目)

ブログや掲示板などへ気軽に書き込んだ内容が思わぬトラブルに。会社を辞めさせられたり、法律違反に問われるケースも。あなたが書いた内容は、もしかしたら犯罪かも?

水谷 哲也

執筆者:水谷 哲也

企業のIT活用ガイド

掲示板に匿名で書いたが会社名がばれてしまった

こんな事例もあります。
掲示板に匿名で書いたが会社名がばれてしまった
掲示板に匿名で書いたが会社名がばれてしまった

会社に対する批判が掲示板に記載されていたので、「そんな会社じゃなさそうよ」と第三者をよそおって書き込みしたら、会社の社員とばれてしまい掲示板で避難をあびることに。

話を聞いてみると、昼休みに掲示板の内容を見つけ、匿名ならいいだろうと会社のパソコンから書き込みをしたそうです。愛社精神の発揮でしたが、これが裏目に出ました。

匿名で掲示板に書いてもIPアドレスが残ります。IPアドレスはインターネットの住所のようなもので世界で一つしかありません。会社がドメイン名を取得している場合、IPアドレスが割り振られていますので会社名まで検索することができます。

ドメイン名の登録情報データベースである「WHOISサービス」というのがあり、「WHOISサービス」を使うとIPアドレスから会社名やシステム管理者の名前、連絡先が分かります。

うっかり会社のパソコンから掲示板などにアクセスすると個人は特定されませんが会社名がばれてしまうことになります。

私はブログで会社を辞めました

海外では実際にブログで辞めた事例が出ています。
ブログで会社をクビに
ブログで会社をクビに

航空会社の客室乗務員のケースでは自分のブログに制服姿の自分の写真を掲載したことがきっかけでした。解雇理由ははっきりしませんが、制服使用指針に違反したようです。

派遣社員のケースではブログに掲載した派遣先の敷地内で撮影した写真が問題になりました。また一緒に仕事をしている同僚の性格についてブログで書き込んだことから解雇になったケースもあります。

新しい会社に転職が決まり、新鮮な気持ちで新しい会社での日々をブログで書き始めたら、せっかくの転職先をクビになったケースもあります。

もっともアメリカでもブログを理由にした解雇例は多くなく、それよりも就業時間中のインターネットの私的利用や私的メールを理由にした解雇が多いのが実態です。
→ 社内でのネット私的利用を止めさせる えっ、アダルトの請求メールが!

日本ではコミックマーケットに出店していたお店のアルバイトスタッフが、「オタ」、「キモイ」というような内容をブログに書き込んだため、大騒ぎに。会社がホームページで謝罪する事態に発展しています。

では、ブログの書きこみはどうしたらいいのでしょうか?
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