TRUSTeには色々な種類が
TRUSTeマーク(オンラインプライバシー保護シール)には色々な種類があります。通常のウェブサイトを対象にした「TRUSTe-プライバシーシール」以外に下記の3種類があります。医療・健康分野 | TRUSTe eHealth-プライバシーシール |
13歳未満の児童向けサイト | TRUSTe-児童保護プライバシーシール |
モバイル | TRUSTe Mobile-プライバシーシール (モバイル端末用) |
気になる費用は?
コンサルティング、審査費用などは審査パートナーによって異なりますがTRUSTeマークのライセンス料金は年間売上高によって異なります。気になる費用は |
年間売上高 | 年間ライセンス料金 |
0~1億円未満 | 72,000円 |
1億円~5億円未満 | 96,000円 |
5億円~10億円未満 | 120,000円 |
となっています。売上高10億円以上については。TRUSTe-認証機構-の「料金表」を参照してください。
この費用にはプライバシー侵害賠償責任保険の料金が含まれています。例えば年間売上100億未満の企業は万一、個人情報漏洩事件が発生しても最高1,000万円の賠償保険がついています。
TRUSTeのとても面白いアフタフォロー
TRUSTeは認証取得してからの維持管理に重点がおかれています。年間ライセンス料には認証後、3ケ月に1回行われるサイトレビューやシーディングの費用が含まれています。
サイトレビューというのはプライバシーステートメントや個人情報の収集などが適切に行われているかサイトを確認する作業です。シーディングというのはウェブサイトの会員登録ページからダミー登録を行い、スパムメールなどが送られてこないかチェックしたり、スムーズなオプト・アウトの可否ができるかどうかなどをチェックします。
WatchDogが監視 |
つまり3ケ月に1回のサイトレビューと抜き打ち検査のシーディングにより、自己査定書通りにウェブサイトが運営されているかどうか、チェックされることになります。ですのでTRUSTeマークの認証取得ができたと喜んでいては駄目で、常に第三者のチェックが入ります。
消費者には、WatchDogという「苦情受付窓口」が提供されます。集英社のプライバシーステートメントで中ほどに『TRUSTe事務局 苦情申し立て』がありしたが、これが『WatchDog』です。
TRUSTeの認証取得をしているウェブサイトで、プライバシーポリシーに反するウェブサイトを見つけた場合、消費者はWatchDogを通じて苦情を伝えることができます。苦情があるとTRUSTe事務局ではウェブサイト運営者に是正や個人情報の削除などを要求し、TRUSTeマークの使用権の取り消しなどを行います。
TRUSTeの場合は常に第三者から監視される点が特徴で、内部監査が中心のプライバシーマークに比べて厳しい第三者認証になっています。